「鳥の目・虫の目」発想読本 ビジネスが求めるクリエイティブ視点:高橋 宣行 著 2009/07/17 PHP研究所
高橋 宣行 氏 (フリープランナー)
高橋 宣行『HOW TO THINK』―いかに、考えるか―
この著書を活用して、当社の開発戦略・ビジネスモデル構築の方向性【視点】について
情報共有を試みてみたいと思います⇒8回目
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↓本文より:
☆18 MAKE NEW & MAKE BETTER 立っている位置を変えることで、 発想は変わる。
○ 「違い」を創るとは 「イノベーション」を起こすこと
いま企業主導から生活者主導へ、ビジネスは流れを大きく変えています。「作ったものを
どう売るか」と、企業の都合に合わせてビジネスする<プロダクトアウト>から、「売れる
ものをどう作るか」と、生活者のニーズに合わせてビジネスする<マーケットイン>へ。
相手が変化しているのに、変わらないわけにはいかないからです。生活者のために、生活者
の立場で、生活者の喜びを求めて……が、ビジネスの基本姿勢になってきました。
といって、ニーズを聞いて探って、単に合わせることではありません。それを超えたとこ
ろに、企業の、プロとしての責任があるのではないでしょうか。あくまでもモノやサービス
を具現化するのは企業です。企業がイニシアチブを握っているのは間違いありません。よう
するに目指すのは、生活者発想に基づいた市場主導型企業であり、革新性を伴う市場先導型
企業なのです。
【MAKE NEW】考え方の基本を変え、仕組みをまったく新しいものにする。
【MAKE BETTER】基本を変えずグレードをあげ、リニューアルする。
「MAKE NEW」は、イノベーションで、基本的な土台そのものをガラリと変え、新しくする
ことです。「MAKE BETTER」は、土台そのものは変わりません。ちょっと努力の方向を変え
たり、見え方を変えたり、素材を変えたり、機能を足したりするだけです。しかし、いま、
生活者から求められているのは、とくに「MAKE NEW」。高品質な上に、モノ余りの状況。
工場からコンマいくつBETTERなモノが生まれても人は動きません。違いが欲しいのです。
予想を超えた違いが……。違いを創るとは、イノベーション(変革)することであり、「MAKE
NEW」することです。
○ ニーズやウォンツは モノの機能から「生き方」に移った
これからは人の気持ちを読み、新しい価値観を見つける競争になっていきます。また、
「ニーズのない社会」といわれ、ニーズは探すものでなく創りだすもの、ともいわれています。
ここでちょっと前提としてニーズとウォンツの解釈を。
<ニーズ>は必需なもの。生きるために必要なものです。
<ウォンツ>は欲しいもの。ゆとりのあるぜいたくな生き方での欲望から生まれるもの。
村田 昭治 氏 (慶応義塾大学 名誉教授)は、「人間のニーズやウォンツは、モノを得ると
いうことではなく、生き方をどう模索するかということとつながっている。生きるために
必要なものから、心の充足を求める生き方の欲望へ。これまでほとんどモノと関係していた
が、モノの所有の平準化が進んでだんだん欲しいものがなくなってきた。これがモノから
ソフトへ大きく転換させている。ハードの発展にどういうソフトを、と考え、ここに心の
問題が出てきた」と語っています。
いま市場でヒットする商品は、ほとんど生き方、暮らし方に関わっています。下記の項目
にあるように、生き方があって新たなニーズが生まれてくる……。もっと美しく、もっと
健康に、もっと気持ち良く。
『生活者の持つ共感要因』
1.美:美しさ
2.知:面白さ
3.遊:楽しさ
4.食:おいしさ
5.健:健やかさ
6.快:爽やかさ
7.便:便利さ
8.休:安らか
「人間が人間らしく生きること」と、「より魅力的に生きること」のために、企業は何が
提案できるのか。生活者に与える感動の大きさでニーズの大きさは決まり、それが新しい
必需品になってくるのですから……。そうです。これからは、魅力的な生活のための「新し
い必需品」をつくることです。
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【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり
『笑顔つながり』⇒【面白さ】【楽しさ】【健やかさ】【爽やかさ】を追求!!
:ヒトとヒトとヒトをつなぐ『道具と仕組み』を提案・開発し続けるコトへの挑戦
☆当社の理念:
しなやかで 気持ちの良い ヒトづくり と コトづくり を通して 社会に貢献する
プラス発想 と 知恵の共有 により 学習力 を高め 革新し続ける 企業をめざす
【プラス発想】:好きこそコト(モノ)の上手なれ
(自ら好きなコトをみつける・つくる力&自らの愉しみ力↑)
○将来:夢・期待・チャレンジ(筋)力
○現在:興味・好奇心・関心
○過去:満足・感謝・ふりかえり
○人間力:積極的な心構え→心が明るく肯定的
→集中の反射形成を訓練&潜在意識(イメージ)↑
株式会社 白川製作所
2009年8月26日水曜日
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