2009年12月10日木曜日

【階段&ピアノ】『異質の組合せ』つながり2

Piano stairs
Rolighetsteorin



-----
↓本文より:Yahoo!ニュース 2009.10.10(土) テクノロジー

 音の出る「ピアノ階段」で階段利用者を増やす実験

 地下鉄の階段に音源を埋め込んでピアノ鍵盤化する試みが行われ、通行人が音の出る
階段を上っていく様子がユーチューブ (YouTube) に公開されている。

 舞台となったのは、スウェーデン・ストックホルムのオルトプラン駅の入口階段。
夜に駅が閉まってから一晩かけて階段1段1段にセンサーが設置され、その上に白と黒の
ピアノ鍵盤をあしらった装飾が施された。そして次の日の朝、人が通り始めると、
物珍しさから多くの人が音の出るピアノの階段を昇り降りした。 1歩1歩確かめながら
昇る人、駆け足する人、ジャンプしながら昇るカップルなどなど、楽しそうに昇っている。
隣に併設されているエスカレーターはガラガラだ。

 この試み、「興味を引くことで階段を使う人を増やせるか」というテーマで行われた
実験らしい。その結果、通常より66%多い人がエスカレーターではなく階段を利用した
というデータが動画中で紹介されている。企画を考案したのは自動車の大手メーカー、
フォルクスワーゲン社のようだ。

-----

【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり


【三人組】にこだわる私としては『三和音(トライアド)』バージョンを商店街に設置する
プロジェクトを構想している。

和音 (Wikipedia)

タイミングを合わせようとみんなで上り下りを繰り返すと自然に運動となっていく仕掛けに!
できれば音源用の電源は踏む力で発電(+太陽光+風力)できるとさらにエコとの組合せかも!
とついついいろいろくっつけたくなるところ。

でもやっぱり得意の空気つながりでオルガン・アコーディオン系の音の追求でしょうか?

『音』との組合せにめちゃめちゃ可能性を感じさせられます!


先日、新潟工科大学の学生さんに講話をする機会があり、この動画を見ておくことを予習の
課題にしました。

感想を表現するのは難しかったかもしれませんが、何か感性に響く感覚を大切にしてほしい
と考えます。

株式会社 白川製作所

2009年12月9日水曜日

【回転遊具&ポンプ】『異質の組合せ』つながり1

PlayPumps International




-----
↓本文より:読売新聞 2009.12.7(月) 15面【環境】ecoライフ

子どもが遊ぶと、きれいな地下水がくみ上げられる――。
遊具と連動させた給水ポンプがアフリカに広がってきた。
水くみの重労働から母親らを解放し、貧困解消にもつながる、
と期待が高まっている。


-----

【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり


【走行⇒運動=発電&充電】:『異質の組合せ』を構想する習慣をもっと↑
今はもっぱら【エコ&ウエルネス】発想!!

いつもコレとコレは組合せられないか!とアンテナをはりつづけている。

「愉しむココロ」とつなげるコトづくりが私のこだわりなので遊具視点だ。


海外でのお役立ちは今まであまりイメージしていなかったが、今回の
【プレイ・ポンプ】情報に触れておおいに刺激を受けた!!
グローバルだね…


株式会社 白川製作所

2009年9月23日水曜日

【リアル&ナチュラルへ】@ソーシャル消費の時代:その2 

ソーシャル消費の時代 2015年のビジネス・パラダイム:上條 典夫 著 2009/04/08 講談社

上條 典夫 局長 (電通ソーシャル・プランニング局)

チャンスは「成長を前提にしない グリーンな消費」にあり!

「量から質へ」「個から絆へ」がキーワード


-----
↓本文より:

☆PART 2 シニア観測
     細胞の代謝で延びてゆく 青春時代

◎第4章  身体と健康
     バーチャルからリアル、ケミカルからナチュラルへ
     「細胞の声を聞くシステム」が病気を防ぐ


 ○健康観の変遷

 いま人々は氾濫する健康情報に懐疑的になって、「自分を守るのはやはり自分しかいない」
という考え方に戻りつつある。画一的でお仕着せの「健康」にとらわれず、「『健康』とは
やりたいことができる状態であることだ」とする考え方が広まりつつある。

 いまや、人々が健康を求める範囲は、身体と心だけにとどまらず、ライフスタイル全体に
波及してきたといえよう。同時にまた、長い人生でよりよく生きるためには「病気にならない
こと」が何よりも重要だ、という思いも強まっている。


 ○バーチャルからリアルへ ~納得しないと動かない人々

 これまでの健康に関わる消費を振り返ってみると、「何となく身体によさそう」「何と
なく効きそう」というイメージによって行われていた部分も大きかったと思われる。そうした
「何となく」気分がマスメディアによって増幅され、大きなブームが起こったり、ヒット商品
が次々と登場してきたりしたともいえよう。


 もはや消費者は、信じられるもの、自分自身が心の底から納得できるものしか手を出さなく
なっている。「ビリーズブートキャンプ」が大流行したのも、「そこまでやれば、確かに
痩せるよね」という納得があったからではないか。汗をかき、筋肉痛を伴うからこそ、変わって
いく自分をリアルに感じることができる。「食べるだけで、飲むだけで痩せられるなんて都合
のいい話などない」ということに、多くの人はうすうす気づいていたはずである。

 いま、人々の健康志向は、バーチャルからリアルへと変化しつつある。だからこそ、Wii Fit
やJOBAなど、身体を動かす系消費が活発化しているのである。


 ○ケミカルからナチュラルへ ~細胞の声を聞く

 「バーチャルからリアルへ」という健康消費の潮流のほかに、もう一つの新しい健康志向の
背景として「自然=健康」というパーセプション(認識)がある。2年ほど前からのことだが、
消費者調査で「健康によいもの」をイメージする絵や写真を呈示してもらうと、性別や年齢を
問わず、「自然の風景」や「自然な笑顔」を挙げる人が数多く見られるようになった。

 現代人が抱えるストレスはITによる影響が大きいともいわれるが、それもまた、自然を求める
一つの理由かもしれない。いま、「人工的につくられるものより、自然なもののほうが健康
によい」というパーセプションが確立されつつあり、そこは「病気を治すためには医薬品が
最も重要だ」と考えられていた30年前と大きく異なる点である。つまり、健康は急速に
「ナチュラル」への志向も強めているといえる。

 それでは、ナチュラルな健康法によって、リアルに体感できる効果を得るのに必要なことは
何か。それは、「まず自分の身体の声を聞くこと、心の声を聞くこと」である。自分の身体は
いま、何を必要としているのか。自分の心はどういった状態を心地よいと感じるのか――。
それらがキャッチできてこそ、自分の健康によいものが何かを知ることができる。


 ある調査データによると、「健康維持のためにあったら利用したいサービス」として、
「ちょっと気になる身体の異常について、気軽に確認することができるサービス」が、食事の
カロリーや運動のアドバイス、病院の紹介などの項目を抜いてトップだった。いま、多くの人
が「細胞の声」を聞き、自分が健康であるかどうかを確認したいと願っているのだ。

 実は、細胞からの警告をきちんとキャッチし、明確化・可視化できるシステムが、すでに
広島県の医療現場で開発・活用されている。それを「生体細胞機能アラームシステム(BCFAS)」
という。


 このシステムは、総務省と厚労省による「遠隔医療懇談会」の医療機関の実験に利用される
予定で、岩手県でも試行準備が進んでいる。このシステムの実用化が進み、各家庭に導入
されて人々が手軽に身体の声を聞くことができるようになれば、自分の体調を的確に判断し、
予防医療に役立てることができる。

 2005年に約2000万人だった65歳以上人口は、2015年には3200万人に増加する。生活習慣病を
未然に予防できれば、寝たきりになる高齢者の減少にもつながり、QOL(クオリティ・オブ・
ライフ=生活の質)も向上していくだろう。さらには、介護負担が楽になることを考えると、
高齢者だけではなく、高齢者を介護する家族の健康を支える役割も担うことになる。

 こうしたシステムが、子供からお年寄りまですべての人が自由かつ安全に移動でき、交流が
容易になり、暮らしやすく、創造的・文化的な「コ・モビリティ社会」に導入されれば、
まさに「病気にならない環境」の整備が整うことになる。ちなみに、現実空間と情報空間の
長所を生かした複合型コミュニティをめざす「コ・モビリティ社会創成」構想は、広範囲な
実証実験を経て、2016年頃には一定の汎用性を持つモデルとして構築される予定になっている。
コ・モビリティ社会の創成 (慶応義塾大学)

-----

【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり

慶大の「コ・モビリティ社会」のイメージビデオの中では、一人乗りの自動移動手段
「コムモ」が紹介されている。

私の率直な感想は、「便利すぎる!!」で「脳や運動器の機能低下につながらないのかな?」
と心配。

キガック(Ki-g-aC:柏崎産官学コラボ)において、私が提案しているまちなかを移動する手段
は、『電動アシスト』により使える機能は発揮される(訓練⇔補助:ウォーキングだけでは
筋力増進できないので、筋トレしながらの移動をイメージ)仕掛けを構想している。

できれば二人乗り(一人でも乗れて)で二人で協力し合ったり、おしゃべり(対話)しながら
『移動と運動を愉しむ乗り物』のデザイン化を進めたいと考えている。

やはりキーワードは【ヒトとつながるコト】【自然な笑顔】へのこだわり!
(コンパクトシティ構想において、ちゃんと公道を走行できるモデルに…道交法等の調査も
あわせて)


【自分の身体と心の声を聞く】:自分自身だけでは難しいコトだと感じる。これも仲間との
かかわりがキーになっていくのでは?(顔色・表情・行動の変化にまわりが気づく!)


株式会社 白川製作所

2009年9月22日火曜日

【ソーシャルキャピタル】@ソーシャル消費の時代:その1

ソーシャル消費の時代 2015年のビジネス・パラダイム:上條 典夫 著 2009/04/08 講談社

上條 典夫 局長 (電通ソーシャル・プランニング局)

チャンスは「成長を前提にしない グリーンな消費」にあり!

「量から質へ」「個から絆へ」がキーワード


-----
↓本文より:

☆PART 5 コミュニティ観測
     新しい信頼関係が 人の心と身体を活性化させる

◎第11章 心と健康
     地域の新たな連帯が生む「ソーシャルキャピタル」が健康格差を緩和する


 ○心理的ストレスを緩和する「ソーシャルキャピタル」

 昔から「病は気から」といわれるが、科学的にも本当らしい。「あなたは今健康ですか?」
という質問に、①とてもよい、②まあよい、③あまりよくない、④よくない、という4つ程度
の選択肢で回答してもらい、彼らの余命や死亡との関連を調べた結果がある。それによると、
③や④を選んだ人のほうが、①や②を選んだ人よりも死亡リスクが高いことが明らかにされて
いるという。

 一方、「物事をポジティブに考えること」が病気の回復に役立つというのも実証されている。
病状が同じレベルの心筋梗塞の患者の場合、「自分は回復が早い」と前向きに考えている人
ほど、本当に回復の度合いが早くなるという。

 こうしたデータは、「人の気持ちの持ちよう次第で、病気を予防したい、克服できる可能
性が異なってくる」ということを示唆する事例である。


 どれほど医療が進歩しても、人それぞれがストレスにさらされ、心の問題を抱えているの
では、健康的な社会を実現することはできない。そのため近年では、「人々が信頼し、支え
合い、協調行動を取ることで、ストレスを減らして前向きな気持ちになれる地域や職場
レベルでの資本=ソーシャルキャピタル」の充実が、解決策の一つになると期待されている。

 ソーシャルキャピタルの正確な定義については複数の説があるが、ここでは、

「コミュニティの構成員が持っている、相互の信頼感や連帯感、困ったときに助け合う互助
意識、ネットワークへの積極的参加などを指す。これらの意識・行動が強くなると、
ソーシャルキャピタルが充実した状態になる」

 としておこう。

 人々は職場や住んでいる地域など、さまざまなコミュニティに所属しているが、居心地が
よかったり悪かったり、いろいろなケースがある。コミュニティにおいて、構成者同士が信頼
できる関係であったり、助け合ったりすることができる場合は、人々は「居心地がよい
コミュニティだ」と感じるだろう。そうした状態は、「ソーシャルキャピタルが充実して
いる」ということができる。

 そして、ソーシャルキャピタルが豊かな地域ほど、住民の死亡率が低い。そのデータが
示されたことから、欧州ではソーシャルキャピタルの概念に注目が集まり、政策レベルでの
対策に取り組み始めた国もある。

 日本でも内閣府の報告書で、ソーシャルキャピタルの高さが、死亡率だけでなく、失業率の
抑制や出生率の維持などに寄与している可能性が示唆されている。この問題の重要性は、健康
の領域のみならず、国や自治体でも認識されつつあるのだ。その結果、やがて、

「人々の健康を維持するためには、医学や栄養学などのバイオサイエンスレベル(ミクロ
視点)の追究だけでは不十分であり、社会科学的(マクロ視点)アプローチも重要である」

 という考え方が主流になっていくだろう。



 ○ソーシャルキャピタルを豊かにするために

 今後、ソーシャルキャピタルの考え方が普及するにしたがって、それを充実させるための
ものや仕組みが次々に開発されていくと思われる。

 たとえば2015年の日本では、世帯類型の中で「単独世帯の比率が最も高い都道府県」が
増えていることが予想される。単独世帯が増加すれば、特に男性の単身者は普段から地域
コミュニティとの関わりが希薄な人が多いので、今後ますます、地域コミュニティから孤立
するケースが増えて、介護サービスに対する需要も高まるだろう。そうした影響に対応する
セーフティネットの一環として、国や地方行政は人々の健康維持のため、地域コミュニティや
社会的ネットワークへの参加など、ソーシャルキャピタルの充実に注力するようになるだろう。

 一方、民間企業は行政の動きを見ながら、そうした変化をビジネスチャンスとして捉え、
新しい市場を創出し、商品を開発していくと予想される。

-----

【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり


【信頼できる関係】【相互の信頼感や連帯感】【助け合う互助意識】づくり
【物事をポジティブに考えること】=ヒトとヒトとヒトとの『笑顔つながり』へのお役立ちが
【ソーシャルキャピタルの豊かさ】に結びついていくと確信している。

また、一人暮らしの方々をつなぐ「時間」と「空間」と「仲間」づくりにおいては、
バーチャルではない、『直接つながっている感』へのこだわりを貫きたい。

そこには地域密着の中小企業の役割が重要になっていくコトだろう。


株式会社 白川製作所

2009年9月18日金曜日

【ソーシャル消費】@日経新聞:経済教室

日本経済新聞 経済教室 35面 2009/09/18


恩蔵 直人 教授 (早稲田大学 商学部)

上條 典夫 局長 (電通ソーシャル・プランニング局)

-----
↓本文より:

☆「社会」意識した消費 一段と

 ≪ポイント≫
 ○ 消費低迷、消費者の意識・価値観変化映す
 ○ 「自分探し」的消費は「ソーシャル消費へ」
 ○ 企業は消費者との新たな関係構築急げ

◎経済危機で行動変容 「質」や「絆」重視、より鮮明に


 いま消費トレンドの少なからぬ部分が、「量と個」を志向した個人消費から「質と絆(きずな)」
を重視するソーシャル消費へと変化しつつあるのである。我々がいうソーシャル消費とは、
世界の人びとや次世代への悪影響をできるだけ軽減する消費スタイルであり、フェアトレード
商品の購入や企業の社会的責任(CSR)に熱心な企業の商品やサービスの購入を通じて何らかの
社会貢献をしたいという気持ちを表す消費スタイルであるといえよう。

◆◆◆   ◆◆◆

 そうした変化が見られるのは消費者側だけではない。マーケティングを実践する際、社会的
で倫理的な配慮をすることで、消費者だけでなく社会の幸福を向上していこうとする「ソー
シャル(ソサイエタル)マーケティング」や、企業が社会問題の解決といった大義をアピールし、
それに共感してくれる人に対しての売り上げ増を目指す販促手法として80年代から提唱されて
いる「コーズ・リレーテッド・マーケティング」の流れは、環境やエネルギー問題がクローズ
アップされるにしたがってますます確かな潮流となってきている。

 マーケティングの権威、フィリップ・コトラー米ノースウエスタン大教授によれば、90年
以前、企業は「何をしたらよい会社に映るのか」という場当たり的な視点から社会貢献に
取組んでいたが、90年以降は、本業に生かすことのできる対象に絞り込み、戦略的、自主的に
社会貢献に取り組むようになったという。

 現在、商品やサービスを生産する側の企業が消費者と連携し、貧困や疾病、社会問題や環境
問題を解決することは、企業にとっては新規顧客の獲得、ニッチ市場の開拓、売り上げの
増加、好ましいブランドアイデンティティーの構築など、結果的に自社の商品のプロモー
ションにつながることが証明されつつある。

◆◆◆   ◆◆◆

 消費者のあいだで広まりつつあるソーシャルな志向と、企業において強まっている社会貢献
意識をつなぐ新しいマーケティング手法がこれから必要になろう。従来のマーケティングは
基本的に、「企業と顧客としての消費者」いう2者間の関係性を扱っていた。これに対し、
新しいマーケティングは「企業と生活者(消費者)、そして社会」というより広い視点を持つ。


 このように新しいマーケティングは、「質」と「絆」を重視する新しい消費トレンドを後
押ししている。経済危機を経て、こうした流れは一段と加速し、消費者との新たな関係の構築
を企業に迫ることにもなるだろう。

-----

ソーシャル消費の時代 2015年のビジネス・パラダイム:上條 典夫 著 2009/04/08 講談社

↑この本も以前から購読中で、今後2回程度ブログで取り上げてみたいと考えている。


【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり

 まだまだ地方の機械部品を生産する下請け型企業では、【ソーシャル消費】との接点はまず
ない状況であるが、この視点【本業=社会貢献・社会問題の解決】を大切に脱下請け部門の
確立を急ぎたい。

 待ちのビジネスモデルの限界をヒシヒシと感じ、【世の中に打って出れる=リスクを覚悟で
挑戦を積み重ねられる企業】をめざしていきたい。


株式会社 白川製作所

2009年9月4日金曜日

【RTビジネスフォーラム】アクティブシニア編

【RTビジネスフォーラム】アクティブシニア編」開催!
アクティブシニアは2000万人以上!?人口減を逆転発想でビジネスチャンスに!!


★日時:9/9(水) 14:00~16:00
★場所:ロボットラボラトリー (大阪駅前第3ビル16F)


-----
人口比率で膨大なボリュームゾーンであるシニア世代。80%近い方々が現役世代と変わら
ない強いパワーとマインド、消費意欲を持っています。

本フォーラムでは、そういった元気なシニア世代(アクティブシニア)をターゲットとし、様々
なシーンでRTを活用した具体的な製品開発やサービス開発をめざします。また、作成した
プランを、製品サービス開発などで実績のあるニーズ企業に提案する場を設けます。


「誰もがスポーツ活動を楽しめるようになるためのロボット技術活用の可能性」
近畿大学 経営学部 教授 廣田 章光 氏

(概要) スポーツ・健康活動は、身体面、精神面での効果が検証されている。しかしながら高齢
になるほど、スポーツ・健康活動に接触する、あるいは実践する機会は減少する。高齢化社会
のもう一つのビジネス領域である、日常生活を自立して行える高齢者に対するロボット技術
活用の可能性を探る。
-----

「RT (Robot Technology)」と「スポーツ・健康活動」の組合せ + アクティブシニア向け
⇒まさに“すっぽり”当社の取り組み・コンセプトと同じでビックリ!!

廣田先生の講義は2回目となるが、RT技術の活用やシニア層へのアプローチという切り口に
期待している。

また、株式会社 エルクコーポレーション 殿との連携も模索できればと参加!
特に【健康文化創造企業】⇒理念に着目


-----
『感性価値創造ミュージアム in  KOBE』
-ものづくりのものがたり。はじまる!-


 2007年の「感性価値創造イニシアティブ」の提唱を受け、昨年度から国内外での開催が
始まった「感性価値創造ミュージアム」ですが、国内2回目となる今回は、舞台を東京から
神戸に移しての開催となりました。
「感性」をキーワードとした製品の展示、トップクリエーターによるトークやカフェ等多彩な
イベント内容となっておりますので、皆さまぜひお越しください。 (入場無料)


(概要)

☆会期:2009年9月5日(土) ~ 2009年9月13日(日)
☆会場:神戸旧居留地内4会場
    (神戸市立博物館、神戸朝日ビル、旧居留地十五番館、日本真珠会館)

☆主催:中小企業基盤整備機構、経済産業省、兵庫県、神戸市
-----
夜行の高速バスでの移動のため、午前中を有効活用するためにも、神戸にも行ってくる予定!


株式会社 白川製作所

2009年8月31日月曜日

【ナンバーワン・オンリーワン】 「鳥の目・虫の目」発想読本:その10

「鳥の目・虫の目」発想読本 ビジネスが求めるクリエイティブ視点:高橋 宣行 著 2009/07/17 PHP研究所


高橋 宣行 氏 (フリープランナー)
高橋 宣行『HOW TO THINK』―いかに、考えるか―


 この著書を活用して、当社の開発戦略・ビジネスモデル構築の方向性【視点】について
情報共有を試みてみたいと思います⇒10回目(最終)

-----
↓本文より:

☆20 ナンバーワン & オンリーワン  自分の棲み家(位置)はどこか。 何が「私」らしいのか。

 ○ 市場での競争が変わった

 「経済性」と「効率性」をコンピューターにインプットし、その結果、カタチになった車が、
ほとんど同じスタイリングで走り回っていた時代がありました。遠くから見ると、どこの車
なのか分からなかったことを憶えています。その当時からするといまは、ライフスタイルとか
デザインという付加価値の意識が入り、ずいぶんと変わってきたものです。もちろん車だけの
ことではありません。あらゆるモノが経済性、効率性をテーマに大量化を前提にすれば、そう
そう個性的に、とはいきません。その上、大量生産はモノ余り社会を生み、結果、あきられて
いきます。

 こうした状況の中で、市場に残るのは体力のあるナンバーワン企業。勝ち抜くために、さらに
知力をあげてフル回転してきます。他の企業がそれを超えるには、数倍のエネルギーをかけて
体力勝負をするか、発想を変え新しい存在感を掲げるか。当然、別なアプローチでオンリーワン
を目指すことになります。人と同じことをやって勝ち負けを競うのではなく、人との違いを
価値観とし、個性で競う姿勢が必要なのです。


【ナンバーワン】勝ち負けを競う時代でトップを狙う。
        規模、シェア、収益性などのNO.1となり、有利に市場をリードすると同時に、
        社会に対する貢献と責任を持つ。


【オンリーワン】個性化を競う時代で独自性を狙う。
        人はそれぞれ違う、という真理の中で、個性化を図り好感度NO.1となり、
        顧客との関係を深め持続成長を狙う。


 ○ さらに「オンリーワン」への加速

 ここに来て、さらに強調しておきたいことがあります。2008年末からの「100年に1度の金融
大恐慌」で、資源、環境、世界経済など、あらゆる意味において「量的拡大」に限界があることを、
いやというほど思い知らされました。いままで量を、規模を、拡大してきたナンバーワン企業
の凋落ぶりを目の当たりにしたのです。けっして「大きいことはいいことだ」とはいえません。

 この大変化の時こそ、企業も人もモノも大きく革新する時、といわれています。意識も発想
もガラリと変える時に。まさに、これからの目標とするオンリーワンを志向する時なのです。
オンリーワンとは、独自の価値を社会に提供し、新たな市場を創造すること。個性を持っている
からこそ実現できるのが、オンリーワンなのです。そこで重要なのがソフトウェア(変化の
激しい時代にハードに固執するだけでは、すぐコロコロ変わり短命となる)。ソフトウェアの
源泉は、情報、知識であり、人の知恵といわれています。軸足をしっかりソフトウェアに置いて
進めていきたいものです。


 ○ 自らのオンリーワン戦略を持とう

 自分の夢のために仕事をしましょう。夢とは、ビジョンであり、ビジョンが戦略を生みます。
夢があれば、たとえ状況が厳しくとも、心穏やかに保つことができます。一所懸命やる。
グチらない。ストレスにならない。しかし、夢は自分の持っている中からしか生まれません。
オンリーワンづくりとは、社会や周りの人との関わりから創るものです。

 社会が見えて、自分が見えて、そのまん中に夢を描く。そして役に立つことが大きな喜びで、
それが人間の本能です。相手に喜びや感動を与えられることは、自分の励みにもなるし、誇り
も持てます。だから持続します。さらに、もっともっと、と自然に前向きになるのです。結果、
「あなたがいないと困る」……と、世の中が評価して「ブランド」となります。

-----

【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり


☆当社のビジョン:
 ◎【志】: 脱下請け部門を実現し 独自分野での【オンリー・ワン】をめざす

 方向性 : 健康・安全の持続にメリットを提案 <生活分野>

 目に見える・感じる健康=力・数値・音が筋力・動的バランス能力維持(運動習慣)の励みに

 目に見える・感じる安全=家庭に人とロボットの共存
           →【ウエルネス】と【パーソナル感性ロボット】の組合せ
            <RT-Robot Technology、カスタムメイド、仲間と愉しみながら>


 技術 : 人と協調するやわらか“感じる”メカトロニクス & “つながる”健康運動遊具

 対象 : 地域の元気な高齢者“老年学視点”の心の豊かさ“個々のこだわり”と
     生きがいづくり“やわやわ健康・いきいき就労”支援 & 子どもの体力向上支援


株式会社 白川製作所

2009年8月28日金曜日

【モノの満足・心の満足】 「鳥の目・虫の目」発想読本:その9

「鳥の目・虫の目」発想読本 ビジネスが求めるクリエイティブ視点:高橋 宣行 著 2009/07/17 PHP研究所


高橋 宣行 氏 (フリープランナー)
高橋 宣行『HOW TO THINK』―いかに、考えるか―


 この著書を活用して、当社の開発戦略・ビジネスモデル構築の方向性【視点】について
情報共有を試みてみたいと思います⇒9回目

-----
↓本文より:

☆17 モノの満足 & 心の満足  それぞれに、人と違う。 私の「ベスト1」がある。

 ○ どこまで「私」を気持ち良くさせてくれるか

 私たちは長い間、物質文明の中で、モノの機能や効用を求め幸せを享受してきました。
大量に作られ、世の中に送り出される工業化製品。しかし、いまや無いものがない、と
いわれる時代です。その上、大量生産→消費→廃棄の始点(原料の枯渇)と終点(汚染)で
世界を巻き込む難題へと……。さあ、ここからビジネスはどう動くのでしょうか。サイド
は変わり、生活者主導へと大きくシフトしました。大量な情報を持ち、IQもEQも高く、
感度もいい生活者が、ここにきて自己主張を強めてくるのは当然です。個人化、個性化が
基本の時代となりました。要するに、一人ひとりの気持ちが分からないと相手にされません。
モノと人の気持ちがもう少し通い合えれば……。ここから、人々の満足は、量でも質でも
なく心の満足へ移っているようです。


【モノの満足】新しいモノの機能や効用を通じて、人々の快適さや便利さ、幸せへと
       つながること。また、所有することで欲望を満たすこと。


【心の満足】良質なモノの上に、ソフト化・サービス化が付加され、より精神的な満足も
      合わせて手にすること。それは楽しかった、うきうきした、興奮した、と
      心の中で生き続けることを意味する。


 ○ 人間の満足は  最終的に心の満足です

 21世紀、ハードもシステムも成熟すると、あとはソフトやサービスの質の差で決まります。
デジタル化できないアナログ的なものの価値は増し、高い満足度を提供するものだけが勝者
になるのです。そこで、感性が重要となってきました。人を洞察する、観察する、先見する、
そして想像する……。創造性を発揮するアート感覚なしに、差別化にはつながりません。


・顧客の期待をどう超えられるか
・顧客の幸せをどう増幅させられるか
・新しい喜びや楽しみをどう創り出せるか
・思いやりや優しさをどう織り込むか
・文化的で上質な刺激をどう組み込むか
・暮らしの成熟化のために何ができるか
・価値の高い時間にどう変えられるか
・「不」の解消、「快」の創造にどうつなげるか

 この意識で、新しい経済価値を見出していくのです。

-----

【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり


【新しい喜びや楽しみを創り出す】【「快」の創造につなげる】を通して
⇒「楽しかった」「うきうきした」「興奮した」&『ありがとう』と伝え合い
続けられる『仕事=お役立ち』ができる喜びにこだわっていきたい!

株式会社 白川製作所

2009年8月26日水曜日

【MAKE NEW・MAKE BETTER】 「鳥の目・虫の目」発想読本:その8

「鳥の目・虫の目」発想読本 ビジネスが求めるクリエイティブ視点:高橋 宣行 著 2009/07/17 PHP研究所


高橋 宣行 氏 (フリープランナー)
高橋 宣行『HOW TO THINK』―いかに、考えるか―


 この著書を活用して、当社の開発戦略・ビジネスモデル構築の方向性【視点】について
情報共有を試みてみたいと思います⇒8回目

-----
↓本文より:

☆18 MAKE NEW & MAKE BETTER  立っている位置を変えることで、 発想は変わる。

 ○ 「違い」を創るとは  「イノベーション」を起こすこと

 いま企業主導から生活者主導へ、ビジネスは流れを大きく変えています。「作ったものを
どう売るか」と、企業の都合に合わせてビジネスする<プロダクトアウト>から、「売れる
ものをどう作るか」と、生活者のニーズに合わせてビジネスする<マーケットイン>へ。
相手が変化しているのに、変わらないわけにはいかないからです。生活者のために、生活者
の立場で、生活者の喜びを求めて……が、ビジネスの基本姿勢になってきました。

 といって、ニーズを聞いて探って、単に合わせることではありません。それを超えたとこ
ろに、企業の、プロとしての責任があるのではないでしょうか。あくまでもモノやサービス
を具現化するのは企業です。企業がイニシアチブを握っているのは間違いありません。よう
するに目指すのは、生活者発想に基づいた市場主導型企業であり、革新性を伴う市場先導型
企業なのです。


【MAKE NEW】考え方の基本を変え、仕組みをまったく新しいものにする。

【MAKE BETTER】基本を変えずグレードをあげ、リニューアルする。

 「MAKE NEW」は、イノベーションで、基本的な土台そのものをガラリと変え、新しくする
ことです。「MAKE BETTER」は、土台そのものは変わりません。ちょっと努力の方向を変え
たり、見え方を変えたり、素材を変えたり、機能を足したりするだけです。しかし、いま、
生活者から求められているのは、とくに「MAKE NEW」。高品質な上に、モノ余りの状況。
工場からコンマいくつBETTERなモノが生まれても人は動きません。違いが欲しいのです。
予想を超えた違いが……。違いを創るとは、イノベーション(変革)することであり、「MAKE
NEW」することです。


 ○ ニーズやウォンツは  モノの機能から「生き方」に移った

 これからは人の気持ちを読み、新しい価値観を見つける競争になっていきます。また、
「ニーズのない社会」といわれ、ニーズは探すものでなく創りだすもの、ともいわれています。

 ここでちょっと前提としてニーズとウォンツの解釈を。
<ニーズ>は必需なもの。生きるために必要なものです。
<ウォンツ>は欲しいもの。ゆとりのあるぜいたくな生き方での欲望から生まれるもの。

 村田 昭治 氏 (慶応義塾大学 名誉教授)は、「人間のニーズやウォンツは、モノを得ると
いうことではなく、生き方をどう模索するかということとつながっている。生きるために
必要なものから、心の充足を求める生き方の欲望へ。これまでほとんどモノと関係していた
が、モノの所有の平準化が進んでだんだん欲しいものがなくなってきた。これがモノから
ソフトへ大きく転換させている。ハードの発展にどういうソフトを、と考え、ここに心の
問題が出てきた」と語っています。

 いま市場でヒットする商品は、ほとんど生き方、暮らし方に関わっています。下記の項目
にあるように、生き方があって新たなニーズが生まれてくる……。もっと美しく、もっと
健康に、もっと気持ち良く。

『生活者の持つ共感要因』
1.美:美しさ
2.知:面白さ
3.遊:楽しさ
4.食:おいしさ
5.健:健やかさ
6.快:爽やかさ
7.便:便利さ
8.休:安らか


 「人間が人間らしく生きること」と、「より魅力的に生きること」のために、企業は何が
提案できるのか。生活者に与える感動の大きさでニーズの大きさは決まり、それが新しい
必需品になってくるのですから……。そうです。これからは、魅力的な生活のための「新し
い必需品」をつくることです。

-----

【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり

『笑顔つながり』⇒【面白さ】【楽しさ】【健やかさ】【爽やかさ】を追求!!
:ヒトとヒトとヒトをつなぐ『道具と仕組み』を提案・開発し続けるコトへの挑戦


☆当社の理念:
 しなやかで 気持ちの良い ヒトづくり と コトづくり を通して 社会に貢献する
 プラス発想 と 知恵の共有 により 学習力 を高め 革新し続ける 企業をめざす


 【プラス発想】:好きこそコト(モノ)の上手なれ
         (自ら好きなコトをみつける・つくる力&自らの愉しみ力↑)

 ○将来:夢・期待・チャレンジ(筋)力

 ○現在:興味・好奇心・関心

 ○過去:満足・感謝・ふりかえり

 ○人間力:積極的な心構え→心が明るく肯定的
      →集中の反射形成を訓練&潜在意識(イメージ)↑


株式会社 白川製作所

2009年8月19日水曜日

【人間中心イノベーション】@日経新聞:経済教室

日本経済新聞 経済教室 27面 2009/08/18


堀井 秀之 教授 (東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻)

知の構造化センターセンター長

-----
↓本文より:

☆「日本型イノベーション」のあり方  生活者の感性 呼び起こせ

 ≪ポイント≫
 ○ 「イノベーション=技術革新」の誤解とけ
 ○ 人間中心のイノベーションで日本は優位
 ○ 「デザイン思考」重視し、日本らしさ追求を

◎「技術中心」から脱却を  価値観や社会の変化誘導


 イノベーションの概念を導入したシュンペンターは、新しい発明なしにもイノベーションが
生じると強調した。しかし、日本が技術開発を得意とするがゆえに、イノベーションを技術
革新という狭い意味でしか用いていないケースが多い。激しい技術開発競争のなかで、技術
目標の達成に専念するあまり、いつしか手段は目的となった。価値の創造が目的であるのに、
価値創造の手段である技術開発が目的となってしまったのだ。

 イノベーションの本来の意味に立ち返り、どんな方向を目指すべきなのだろうか。それには、
技術中心主義を改め、生活者に照準を定めることが重要だろう。生活者が潜在的に何を求めて
いるかを感知し、「ああ、私はこういうものを求めていたのだ」と思わせるようなモノや
サービスを提供できるようにすることが課題になるのだ。

 これに対処する上で、「人間中心イノベーション」という考え方が重要となる。人間中心
イノベーションとは、人々の生活や価値観を深く洞察し、新製品やサービス、ビジネスモデル、
社会システムなどを生み出していくことで、人々のライフスタイルや価値観の変化を誘導する
ものだ。

 日本人の感性に基づく優れたモノやコトを次々に生み出していくこと、すなわち「日本
らしさの追求」こそが、日本が追い求めるべき戦略である。この点で、日本人に独創性が
ないというのは大きな誤解であり、世界が称賛する「クールジャパン」に象徴されるように、
日本人は人間中心イノベーションを生み出す能力に長けている。

 人間中心イノベーションを生み出すためには、注目する状況に没入し、そこに登場する人に
なりきることが重要である。


対象に棲み込むことが得意な日本人は、もっと多くのイノベーションを生み出してもいい
はずだ。残念だが、日本にはイノベーションの芽を摘み取るメカニズムも存在している。
「そんなことはすでに試した」「そんなことはやったことがない」「ここではそんなふう
にはしない」などは、アイデアを殺すセリフである。習慣・既成概念、自信喪失、臆病等
が独創力をはばむことも知られている。イノベーションをはぐくむ環境を整えることも重要
だろう。


デザイン思考は大学院教育の中にも浸透し始めている。米ビジネスウィーク誌の2005年
8月1日号で、「明日のビジネススクールは、デザインスクールになるかもしれない」と
題する特別リポートが掲載され、米スタンフォード大学、米イリノイ工科大学などの新たな
取り組みが紹介された。このトレンドに大きな変化はなく、むしろ勢いを増しつつあるよう
に見える。

 「日本らしさの追求」を進めて、世界から称賛される日本発の優れたモノやコトを生み出す
には、日本社会にイノベーションの生まれる環境を整える必要がある。今年9月に東京大学
知の構造化センターの実施する教育プログラム、iスクールが立ち上がるのもそうした狙い
からだ。社会問題をイノベーションの機会とすべく、新しいリーダーシップの育成やクリエ
ーティブ思考のための知の構造化を進める。ここで培われたイノベーションを生み出す能力が
それぞれの分野でいかされ、やがて、新しいアイデア、新しい製品、新しいビジネスモデル、
新しい社会システムを次々と生み出し、日本社会を変革することを期待したい。

-----

【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり


【生活者の感性】【価値観や社会の変化誘導】【社会問題をイノベーションの機会に】
:我々の視点・方向性【コトを生み出す】取り組みの励み・勇気としていきたい!!


株式会社 白川製作所

2009年8月18日火曜日

【実質価値・情報価値】 「鳥の目・虫の目」発想読本:その7

「鳥の目・虫の目」発想読本 ビジネスが求めるクリエイティブ視点:高橋 宣行 著 2009/07/17 PHP研究所


高橋 宣行 氏 (フリープランナー)
高橋 宣行『HOW TO THINK』―いかに、考えるか―


 この著書を活用して、当社の開発戦略・ビジネスモデル構築の方向性【視点】について
情報共有を試みてみたいと思います⇒7回目

-----
↓本文より:

☆14 実質価値 & 情報価値  期待を超える、予想を超える。 それが情報価値を生む。

 ○ 新しい「情報価値づくり」へ

 モノにもサービスにも、もちろん企業にも情報はあります。ただ、どれだけ価値ある情報
になっているか、が問題なのです。価値がなければ情報として発信されません。ビジネスでの
創造作業においては、こうした社会や生活者側から見た、すべての情報を計算しながら戦略
を立てる必要があります。生活者の欲求に合わなくて、価値があるわけはないのですから。

 モノ余りの時代に入って、ずいぶん時間がたちました。その間、商品やサービスの実質的
価値は上がっても、個性化が進む個人の多様化には対応しきれていません。「高品質」の上
に、もう1つ付加価値が加わらないと、生活者はなかなか手を出しません。生活者の関心事
が移っているのに、違うものを欲しがっているのに、なぜ変わらないのでしょうか。アイデ
ィアとか、発想とか、手法とか、技とかというレベルでなく、まず底から動いている変化に
気づくことです。

 こうした生活者主導の時代に、いま、何が世の中にメッセージできるのか。何が情報価値
として受け入れてもらえるのか。実質価値と情報価値という視点で、考える作業を進めて
みましょう。それは、つねに自分の発想を世の中に照らし合わせる、という姿勢です。当然、
モノやサービスだけでなく、私たちの企画や提案が、情報価値を持つか、メッセージ性がある
か、と思い起こすことです。フォーマット化されたり、マニュアル化された考え方では、人を
感動させることなど無理なのですから。


【実質価値】企業主導型時代の価値観。
      企業やモノを構成している本質的な部分の価値であり、企業主導でつくられた
      機能、効能、ハードなどの基本的な価値。

【情報価値】情報先行型時代の価値観。
      本質の上に、世の中にインパクトを持つ新しい価値。生活者の価値観の変化に
      伴い、つねに新しいメッセージを発信する魅力となる価値。


 ○ 「モノ」を売ることから  「意味」を売ることへ

 モノの機能や効能でなく、モノを生活者の喜びや幸せにどうつなげてあげるか。機能を果
たすモノが余っているだけに、ここから先は感動であったり、新しい快適さだったり。そこに
通じる意味を売るのです。そのため、その意味をどこまで広げ、深堀りして、生活者に翻訳
してあげられるか。高品質の上に、モノ+健康だったり、モノ+安心、モノ+美容だったり。
例えば、のどを潤す清涼飲料に、高血圧予防の意味を加えたり、メタボ防止の意味を加えたり。
こうしたニーズに合った意味を加えることで、情報価値を生み、メッセージ性を発揮するの
です。これからは、何と何を組み合わせることで、高いパフォーマンスを生み出すか。
「視点」そのものが大きな武器となってきました。


 ○ 人の気持ちを動かす  情報価値づくりへ……

 正しいか、正しくないかでは、突破口にならない。いいか、悪いかでもない。「正しい、
その上に、好き」「高品質の上に、好き」をどうつくるかです。そのために、相手の欲求に
あわなくて価値があるわけないのです。相手から見た、すべての情報を計算しながら、創造
作業する必要があります。いい情報価値は、次のような頭ひとつ抜きん出た強力なパワーを
持っています。

 ①革新性がある――しっかり概念を変えた新しい提案性がある
 ②個性がある――競合との差異化を意識した個性がある
 ③戦略性がある――人を動かせるトータルの設計が読める
 ④共感性がある――感動、幸せ、喜びなどの人の気持ちが入っている
 ⑤持続性がある――将来につながる発展性がある
 ⑥統合性がある――生き方、戦い方など全体との一貫性がある
 ⑦熱い想いがある――人々のために、という想い、こだわりがある

 本質的な部分(実質価値)と魅力的な部分(情報価値)の2つの視点を行き来させながら組み
立ててみましょう。


-----

【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり


【革新性】【個性】【戦略性】【共感性】【持続性】【統合性】【熱い想い】:
ウエルネス(健康増進) と 感性ロボット(ヒト-ロボ-ヒト)の組合せで 健康体力の維持に貢献


☆当社の理念:
 しなやかで 気持ちの良い ヒトづくり と コトづくり を通して 社会に貢献する
 プラス発想 と 知恵の共有 により 学習力 を高め 革新し続ける 企業をめざす


 【革新し続ける】:現状維持は退歩のはじまり
(使命感=今を生き切る・人間成長=互いに成長)

○イノベーション = 社会を変える新しいやり方
         = 既存のもの(プラットフォーム)・異質の新しき組合せ

○活力 = 構想力 = 新しき組合せの完遂(できるまでやり続ける)


株式会社 白川製作所

2009年8月17日月曜日

【合理性・非合理性】 「鳥の目・虫の目」発想読本:その6

「鳥の目・虫の目」発想読本 ビジネスが求めるクリエイティブ視点:高橋 宣行 著 2009/07/17 PHP研究所


高橋 宣行 氏 (フリープランナー)
高橋 宣行『HOW TO THINK』―いかに、考えるか―


 この著書を活用して、当社の開発戦略・ビジネスモデル構築の方向性【視点】について
情報共有を試みてみたいと思います⇒6回目

-----
↓本文より:

☆9 合理性 & 非合理性   「事実」の裏にある、  「真実」を探せ!

 ○ 生活者の欲求が分散して、見えにくい

 モノ余り社会は、「作る→売る→買う」の流れは逆転し、主導権は完全に「買う人」に
移ってしまいました。しかも買う人は、「自分の生活にとってベスト」を求める人ばかり。
100人いれば、1つとして同じ生活パターンはありません。この好き嫌いをはっきり表わす
生活者の「私生活」をどう探るか。あらゆるビジネスの課題が、ここに集約してきています。
「事業の本質は需要創造である」と早くから語るドラッカー氏の言葉どおり、あらたに
「モノ」ではなく「需要」をどうつくるか。合理性で組み立てるマーケティングが通じなく
なり、そこに気づいて、「人間の感情と経済の関係」を深く探り始めています。あらためて
マーケティングが対象にしなければならない「人間」への視点、「人間」への洞察。大きな
テーマとなってきました。

 その中心となるのが、「人間は2割の合理性と8割の非合理性で生きている」という原則
です。「考える」作業には欠かせない視点。


【合 理 性】もっと早く、安く、便利にと、効率性・利便性を手にする満足感。
      客観的で理屈、道理に合っていること。

【非合理性】もっと楽しく、もっと面白く、感性をくすぐる、精神的な充足感。
      主観的で理性をもってもとらえきれない。


 ○ 定量から定性へ  ポストモダーンマーケティング

 消費者の行動や心理を、個々人内面まで深く入り込んで理解し、製品開発やマーケティング
に生かしていこう、という動きです。それがポストモダーンマーケティング。いままでの市場
は「どっちのタイプが多いか(定量調査)」で進めてきたモダーンマーケティングであるのに
対して、「なぜ人はモノを買うのか」「なぜこれが好きなのか」「なぜ買わないのか」という
洞察を進めていこう、というアプローチなのです。結果を整理分析し、後かたづけするのでは
なく、理論と感性で予見できるリサーチに切り換えていこう……と。そのために生活者の消費
行動、深層心理を徹底して探る研究が続けられています。このように人間を1人の「個」と
してとらえないかぎり、生活者のニーズに合ったものは生まれないからです。


 ○ 「私生活」を洞察し、創造する上で  求められる<暗黙知>

 いま企業の競争力の源泉は、質の高い暗黙知にある、といわれています。もともと
<暗黙知>とは、勘とか知恵とかいった言葉やカタチにしにくい主観的な知識です。
<形式知>は明確な言葉に置きかえられる客観的知識のこと。人から人へと、知識が手渡さ
れる様子がこの2つの知識の分け方をもとに考えられています。

 職人の親方から渡される技、コツは<暗黙知>。学校の先生から渡される知識は<形式知>。
このように分けてみると、企業が求めている創造性は、まさに<暗黙知>。ハードでなく
ソフト、情報でなく知恵、事実でなく真実、こうした見えない水面下の知識活動が大切に
なってきました。
「人は必ずしも合理的に行動しない」という前提に立ち、暗黙知を磨き続けることが大切です。


-----

【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり


【人間≒非合理性】に着目して【需要】を『創る』には?:
その役割を担う『人財=ヒトづくり』は【暗黙知】の積み重ねによるところ
が大きくなってくるとの信念に基づいて商品開発を実践&継続していきたい!


☆当社の理念:
 しなやかで 気持ちの良い ヒトづくり と コトづくり を通して 社会に貢献する
 プラス発想 と 知恵の共有 により 学習力 を高め 革新し続ける 企業をめざす


 【ヒトづくり】:コーチングによる支援・共感・コミュニケーション・自己成長力↑
         ・当事者意識・責任感

○求めるべき人財(脳力)像:変化対応力→自立・自律・多能→仕事=作業+改善←自発行動

○しなやかな志を持ち続ける=小さな気づき「なぜ?」「なるほど!」「これだ(本質)⇒」
              の積み重ねを習慣化


株式会社 白川製作所

2009年8月5日水曜日

【理性・感性】「鳥の目・虫の目」発想読本:その5

「鳥の目・虫の目」発想読本 ビジネスが求めるクリエイティブ視点:高橋 宣行 著 2009/07/17 PHP研究所


高橋 宣行 氏 (フリープランナー)
高橋 宣行『HOW TO THINK』―いかに、考えるか―


 この著書を活用して、当社の開発戦略・ビジネスモデル構築の方向性【視点】について
情報共有を試みてみたいと思います⇒5回目

-----
↓本文より:

☆10 理性 & 感性   「正しいけど、面白くない」。  「いいけど、嫌い」。

 ○ 理性と感性で生活者を予測する

 どんないい商品であっても、どんなにいいサービスがあっても、情報がなければただのモノ。
ないに等しいのです。しかも価値ある情報でなければ役に立ちません。「情報価値」を高める
ということは、相手の関心事に正確に応える、ということです。そのためには、生活者の価値観
の変化を、理性と感性で予測することが基本、といえましょう。人間の行動・欲望の基準と
なっているのは、「損得」と「好き嫌い」。損得は理性です。好き嫌いは感性です。生活者は、
その人なりのベストを持っています。「話は分かるが、私は嫌い」「いいけど、私の好みじゃない」
といわれれば、もうおしまいです。このように、モノを考えたり創ったりする根っこは、理性
と感性の二重構造になっています。この2つの視点を行き来し、相互作業することで新たな
創造が生まれてくるのです。あらためて現場の感覚で2つを解釈すると、

【理性】損得は理性。
    情報を論理的に組み立て、結論を引き出す能力。筋道を立て、合理的に考える力。

【感性】好き嫌いは感性。
    時代の空気や人の気持ちを感じる能力。外の刺激や印象を受け入れる力。


 ○ 創造は「理(あたま)」と「感(こころ)」の合作です

 考える作業とは、感性と理性を、糸をより合わせるように一体化していくものです。論理的
な整理だけの思考は、イメージのない作業で退屈だし、喜びもありません。情報と知識「理
(あたま)」で組み立て、これに「感(こころ)」を加えて初めて、相手の中に存在感として認め
られます。気持ちの中に深くささりこんだ状況です。机の上やパソコンの前で創造しても、
現場に降りないとこの「感」の大部分を捨てていることになるのです。「分かった!理解
した!」から、「感覚的に受け入れられる」「好きになりそう」「いいものだ、と感じられる」
といわせるところまでいきません。そのためには相手という存在を深堀りすること。相手の
気持ちが読めるから、新しい発想が生まれる……感性の作業の得意とするところです。


 ○ 圧倒的なリアリティが欲しい

 誰もが納得できるストーリーができた。しかし、論理で説き伏せても、どこか心底で、
うなずいていません。それはリアリティ不足です。相手の中に存在価値として認められない
からです。いい悪い、分かった分からない、のレベルを超え、もうひとつ人の気持ちの中に
入っていません。説得する上でも、やはり人の気持ち、感性がカギを握っているのです。

 人を動かすのはロジックでなくエモーションです。ロジックのエモーショナル化が必要と
いえましょう。また逆に、エモーショナルなイメージの世界をロジック化することも必要です。
あいまいな世界をロジックで組み立てるから、初めて相手と共有できるし、納得させられます。
また、周りを巻き込むパワーとなります。


 ○ クリエーターは感性だけで  勝負しているのではない

 企業やモノの伝えたいことをただ正しく伝えても、人は喜ばないし、楽しくもない。また
無視もされます。そこにクリエイティブな発想と技術が必要です。といって、けっして科学や
論理を受け入れないのではない。理解した上で感性を発揮するのです。

-----

【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり


☆当社の理念:
 しなやかで 気持ちの良い ヒトづくり と コトづくり を通して 社会に貢献する
 プラス発想 と 知恵の共有 により 学習力 を高め 革新し続ける 企業をめざす


 【コトづくり】:時間(軸)と関係性(思いやり)を共有する
         お客様の顔(平均ではなく代表)の見える2.5次産業

 ○お客様個人の自分らしい時間・思いの実現と価値(感動・恩恵)の創造を支援する機能・
  知恵を提供していく
 
 ○独自能力による新技術開発・自社開発商品(カスタマイズ・こだわり対応)を求め続ける

 ○価値の提供者として つながり続けるもてなしのサービス体制づくりを推進→買われ
  続ける仕組み


株式会社 白川製作所

2009年8月3日月曜日

【ビジョン・目標・目的】「鳥の目・虫の目」発想読本:その4

「鳥の目・虫の目」発想読本 ビジネスが求めるクリエイティブ視点:高橋 宣行 著 2009/07/17 PHP研究所


高橋 宣行 氏 (フリープランナー)
高橋 宣行『HOW TO THINK』―いかに、考えるか―


 この著書を活用して、当社の開発戦略・ビジネスモデル構築の方向性【視点】について
情報共有を試みてみたいと思います⇒4回目

-----
↓本文より:

☆7 ビジョン & 目標   目の前の「目標」はある。しかし  将来への「夢」はあるのか。

 ○ 新しいテクノロジーで  「より良き社会」を生み出すこと

 「シリコンバレーには『自分たちの努力で未来をより良き場所にしよう』という強い信念
がある。『善意で世の中を良くしよう』でも、『己の欲のために働こう』でもなく、この独特
な論理によって、シリコンバレーの爆発的な創造性は担保されている」と、梅田 望夫 氏は
産経新聞「ウェブ時代」の中で語っています。

 まさにシリコンバレーの地域ぐるみのビジョンであり、強い信念であり、存在理由なのです。
「やりたいことをやる」という気持ちと、「社会をより良くしたい」という理想によって持続
しているのです。お金が最優先では、こうした情熱が続くわけがありません。

 私たちには、目的、目標を超えた先に「世の中にこういう理由で存在感を高めたい」という
理想が必要なのです。


 ○ 未来に向けての熱い想いに欠けていませんか

 21世紀の特徴は流動性だといわれ、「変化」がキーワードになっています。といって、その
変化に合わせることばかり考えていると、企業も個人も振り回され、どこに「私」がいるのか
見えなくなります。こうした時代こそ、確固たるビジョンが必要なのです。どう利益を稼ぐか、
どうやって相手に勝つか、の視点ではなく、社会をまたいだ上で自らの存在価値をどう示すか。
短めの目的、目標でなく、「何を目指すか」という長目のビジョンです。それは、未来を予測
するのではなく、未来を創造するロマンに満ちた物語なのです。


【ビジョン】
 自分が何のために存在するのか、という問いから出てくる熱い想い、理想で、将来の
 「あるべき姿」を描いたもの。構想。
 それは企業や個人の強い意志であり、生き方でもあります。
 
【目標】
 そこまで行こう、成しとげようと設定した目当て。具体的で量的な方向を示す。

【目的】
 実現しよう、達成しようと目指す事柄。抽象的で質的な方向を示す。


 ○ 社会と一緒に創っていく  ツーウェイのビジョン

 今までモノを売ることだけに軸足を置いてきました。しかし、このモノ余り社会の中で、
どうすれば自らの存在価値を示せるのか。絶対価値と相対価値の中で、これからは絶対価値を
確立すことです。ここにビジョンがあり、ブランドがあり、個性があり、オンリーワンが
あるのです。これから企業は、規模や収益に評価があるのではなく、どこまで深く社会と
関わっているかで評価されていきます。

 これからは高い志を持って、社会と企業が一体となって、世の中をどう幸せにするか。
どんな幸せのヒントを手渡せるのか。そのビジョンが必要です。それは企業が持続的発展を
前提とするだけに、なお不可欠となりました。


 ○ ビジョンづくりとは、「将来あるべき姿」を語ること

 ビジョンは、こうなりたい、こういわれたい、こんな会社にしたい……と、
1.将来を描くもの
2.未来に向けて行うもの
3.新しい変化をつくり出すもの
4.自らの体質を革新していくもの
です。だからハードルも高く、刺激も大きい。努力も必要です。そして、世の中に向って約束
します。それには言葉化が欠かせません。

 欧米企業の視点はつねに「社会」をはずすことがなく、また言葉化の表現も、一歩も二歩も
日本より先を行っています。何より「存在することの意味」が明確なこと、だから共感もします。


 組織としてビジョンに向かい、全員が「動く」「実行する」能力を持ち、つねに向上して
いく企業が、ビジョナリーカンパニーといわれるのでしょう。この尊敬される企業体のように、
利益を追求すると同時に「生きる意味、目的を提供すべき組織なのだ」という認識が、
ビジョナリーカンパニーの根底にはあるのです。

-----


『存在理由 & 絶対価値』につなげたい & 成長していきたい
      ↓
☆当社のビジョン:
 ◎【志】: 脱下請け部門を実現し 独自分野でのオンリー・ワンをめざす

 方向性 : 健康・安全の持続にメリットを提案 <生活分野>

 目に見える・感じる健康=力・数値・音が筋力・動的バランス能力維持(運動習慣)の励みに

 目に見える・感じる安全=家庭に人とロボットの共存
           →【ウエルネス】と【パーソナル感性ロボット】の組合せ
            <RT-Robot Technology、カスタムメイド、仲間と愉しみながら>


 技術 : 人と協調するやわらか“感じる”メカトロニクス & “つながる”健康運動遊具

 対象 : 地域の元気な高齢者“老年学視点”の心の豊かさ“個々のこだわり”と
     生きがいづくり“やわやわ健康・いきいき就労”支援 & 子どもの体力向上支援

例1) 雪国に多い玄関先の(三階建てによる)階段は生涯自分の足で昇り降りできるよう→
(冬でも)脚力を維持→人に頼らずいつでも楽しく外出(散歩・人付き合い・対話)できる幸せを



☆当社の理念:
 しなやかで 気持ちの良い ヒトづくり と コトづくり を通して 社会に貢献する
 プラス発想 と 知恵の共有 により 学習力 を高め 革新し続ける 企業をめざす

 【社会に貢献する】:【志】価値を与える⇔利益を得る:等量

 ○より多くの価値を世の中に与え続ける仕組み(ヒトづくり&コトづくり)=公器

 ○利益は顧客満足度を測る道具として捉える=【目的】与える心↑からスタート
  →プロセス→行動


株式会社 白川製作所

2009年7月29日水曜日

【知識・知恵】「鳥の目・虫の目」発想読本:その3

「鳥の目・虫の目」発想読本 ビジネスが求めるクリエイティブ視点:高橋 宣行 著 2009/07/17 PHP研究所


高橋 宣行 氏 (フリープランナー)
高橋 宣行『HOW TO THINK』―いかに、考えるか―


 この著書を活用して、当社の開発戦略・ビジネスモデル構築の方向性【視点】について
情報共有を試みてみたいと思います⇒3回目

-----
↓本文より:

☆3 知識 & 知恵   「モノ知り」だけでは、ビジネスにならない。

 ○ 知識は知恵の前提条件です

 ちょっと古い話からスタートします。明治時代になり、すべて欧米からの手本をもとに国
づくりが始まりました。その時、日本は情報や知識を手に入れることに必死でした。とにかく
目標をたて、革新を進めることがあまりにも多すぎたのです。それ以来、私たちの体質は、
水を吸収するスポンジのように吸い続けています。すでに諸外国と肩を並べるところに来た
いまでも、この習性は抜けきりません。相変わらず情報収集と知識の勉強ばかりです。ただ、
知識は「新しいアイディアを生む素材」だ、という認識なら、頭でっかちおおいに歓迎です。
いい素材が組み合わさって、おいしい料理が提供できるのですから、知識は不可欠です。

 しかし、私たちがいま強く求められているのは知恵を生む人材です。知識を手にする環境
は素晴らしく整い、ハードの進化で光は当たり続けています。しかし、知恵を生み出す環境
はどうなっているのでしょうか。人がハードの進化に追いつきません。しかも、機械化が
進む中で、生活体験的知恵は急速に消えかかっています。


【知識】 情報の体系化。
 断片的に得られた情報を、ある目的に沿って体系化したもの。
 情報が関係づけられたもので、知恵の前提条件となる。

【知恵】 知識の現場化。
 知識の上に自分の判断が入り、知識が生活や行動に組み込まれたもの。
 事実を完全に現場化し、新しいアイディアや価値観を生む能力。


 ○ これからの社会で必要なのは  「知識」から「知恵」へ

 私たちは毎日「もっといい方法はないか」を問われ続け、そして答えを出し続けるのが仕事
です。顧客のこと、商品のこと、組織のこと、販売のこと、人材育成のこと、チーム内のこと、
すべて「もっといい方法はないか」と。テーマの大きさには違いがあっても、そこにあるのは
「考える・創る」です。情報収集し、課題発見すること……これが仕事のワンセットとなります。
そしてゴールは「知恵はあったか!」「アイディアはあるか!」です。既にご存じのように、
情報を持っていることや、モノを知っていることで、ビジネスにはなりません。情報や知識を
組み合わせ、編集し、知恵に変えて初めてビジネスになります。


 ○ 「情報を得る力」はついた  「知恵を生む力」はどうか

 ここ十数年と比べて「いま」まったく違うのは、誰もが「情報を得る力」を持ったことで
しょう。知識欲を「人間の最も基本的な要求」ととらえ、グーグルは「世界中の情報を整理
しつくす」というミッションを掲げています。グーグルだけではありません。数多くのIT企業
が、機会の均等化を目指し、情報の拡張を図っているのです。

 IT化が進み、もはや知識の記憶・再生が人間の独占でなくなってきました。

 それなら、頼れるものには頼りましょう。私たちは知恵を生み出す方に、より時間とエネル
ギーをかけていきたいものです。そのためにも知恵への転換が遅れている3つの自己改革が
必要です。

☆体質改革:
 長い間受け身。与えられることに慣れてしまっています。自ら生み出す、創り出す体質へと
変えていきましょう。「知る」から「考える楽しさ」「創る楽しさ」へ。「もっと別の方法が
あるのではないか」という姿勢から「考える楽しさ」は生まれてきます。そして、それが自分
や社会を豊かにすることにつながっているのだ、と確信していきましょう。

☆意識改革:
 「知っていることがえらい!」と、モノ知りを目指しました。知識を披露することで尊敬も
されました。いまは、その知識を現場に組み込み、知恵に変えられるかどうかで、人は評価
されます。そのためには、課題、悩みを発見すること。テーマを持つこと。人間は「課題」や
「目的」という対象物あるかぎり考え続けます。そこから知恵は生まれてきます。

☆トレーニングの改革:
 当然、知識に軸足を置いているのですから、知恵を磨く訓練はありません。学校も系統的な
知識の獲得と定型思考にのめり込んでいますし、社会に出たからといって創造的思考の方法は
教えてくれません。考える姿勢は自分で身につけるのです。それには「知る」から「感じる」
トレーニングを。


 ○ どうにもならない問題を  解く能力こそ「知恵」

 知識だけでは解決できない問題を解決する力、それが知恵です。ビジネス社会では課題解決
力といわれています。これらの答えには正解がありません(モノを考え、創る世界はすべてそう
です)。従来のルール、慣習を壊し新しい答えを創り出そう、というのですから、当然といえば
当然です。極端にいえば、何をいってもいいのです。ただし、聞いている多くの人が「なる
ほどそれはいい」「それならうまくいきそうだ」とうなずく圧倒的なリアリティがないと納得
しません。そして他人を納得させる答えは、そこに独創的なアイディア(やられた!そこまで
考えたのか!)と、論理の組み立てが必要です。

-----

大量生産・大量消費・大量廃棄の時代の生産現場では、いわゆる作業者の役割は先輩方から
引き継いだ実績の延長線上でのムリ・ムダ・ムラが低減された決められた手順に従っていかに
効率良く(安全に&不良を出さずに)生産性を上げていくかという視点がほとんどだったかなと
捉えている。

私は常々今の「仕事のやり方」がベストとは限らないというところからスタートし、「自分
らしさをプラスアルファする(“改善”というコトバに拒否反応もあり)」「テーマ化」
「(自ら変化を創り出すための)目的」を持って日々の仕事に取り組むコトが「仕事を愉しむ
コト」につながるのでは!と伝え続けているが、まだまだ共感を得られていないのが現実だ。

⇒体質&意識&トレーニングの改革においては、ぜひ学校教育の場面でもベースの部分・心構
えだけでも体験し身に付けられる仕組み(受け身だけでは面白くないと感じてしまう人財が育成
される)が確立されていくコトを期待している。


☆当社の理念:
 しなやかで 気持ちの良い ヒトづくり と コトづくり を通して 社会に貢献する
 プラス発想 と 知恵の共有 により 学習力 を高め 革新し続ける 企業をめざす

 【知恵の共有】・【学習力】:試行力・問題発見力・要約力(分析-仮説-検証-修正)
               →感じる力(湧き出る)

 ○試行する能力(まずやってみる→前向きな失敗→分ける・図解→問題発見・暗黙知を共有できる仕組み)
  & その試行を活かして直ちに次を実行に移していける能力=学習力・対話力の向上をはかり続ける


株式会社 白川製作所

2009年7月28日火曜日

【想像力・創造力】「鳥の目・虫の目」発想読本:その2

「鳥の目・虫の目」発想読本 ビジネスが求めるクリエイティブ視点:高橋 宣行 著 2009/07/17 PHP研究所


高橋 宣行 氏 (フリープランナー)
高橋 宣行『HOW TO THINK』―いかに、考えるか―


 この著書を活用して、当社の開発戦略・ビジネスモデル構築の方向性【視点】について
情報共有を試みてみたいと思います⇒2回目

-----
↓本文より:

☆2 想像 & 創造   独創性を生み出すために、何を、どこから、どう考えるのか。

 ○ オリジナルな夢を見るから  オリジナルなカタチが創れる

 「発想する」とは、方法論ではなく、思想であり姿勢です。カタチではなく自ら意味を知る
ことで、自分らしさにつながっていきます。いま「広く深く遠く」考える中で想像と創造の
関係を知ることがとても大切になってきました。それは私たちのビジネスに不可欠な2つの
「そうぞう力」です。


【想像力】 夢を見る力。
 未知の、異質の情報を組み合わせ、新しい世界や夢やロマンあるストーリーを描く力です。
 目先の習慣やルールにとらわれることなく、まったく新しいイメージを形成すること。
 それは頭の中に絵を描くことでもあります。

【創造力】 夢をカタチにする力。
 いままでにない価値あるものを創り出す力。問題解決に対して、習慣化した考え方や常識
 に挑戦し、頭の中のイメージを具体的なカタチに定着させること。
 つねに人と違うものを創る姿勢と行動力が不可欠となる。


 ○ 求められる最大の力は  「想像力」と「創造力」

 私たちの生きるビジネス社会では、つねに人と違うことを考え、人と違うものを創ることで
評価されるようになりました。差異化・個性化の時代は、知識ではなく知恵がもとめられてい
るからです。とくに求められるのは「想像力」。複雑に情報が錯綜する企業の悩み対して、
その問題の核心をつかむのも、新しい想いを描くのもイマジネーションの力です。何が問題か。
どこが根っこか。それを解決することにより、相手はどう反応しどう行動し、その商品によっ
てどんな生活を楽しみ、どんな暮らしぶりになるのか。そんな先を読む力でもあるのです。
ITを動かす原動力であり、付加価値づくりの源泉でもあり、人を思いやる資質でもあります。


 ○ 競争社会に勝つ術は、想像しかない

 すぐれた想像から、すぐれた創造が生まれます。なぜなら、そこに発見があるからです。
素晴らしい創造の種があるからです。それをどう実現し、リアルなカタチにしていくか……
それが創造力です。とくに、企業の課題解決に新しい情報価値をつくる力として、いま、もっ
とも求められています。

 といっても、想像したものをそのまま描き出すということではありません。カタチにする
には、より独創性が求められ、その結果、個性があらわれてきます。その個性が世の中に通
じるのか、競争力を持つのか、差別化できるのか、厳しい判断が待っています。これから
自分がビジネスを楽しみ、面白がれるのも、創って成果を上げ、自らの存在感を示すのも、
創造力なしでは考えられません。


 ○ 「いま何がしたいの」「何をつくりたいの」「どうなりたいの」

 最近のビジネスパーソンの夢は小さい、薄いといわれています。その声に、ぜひ反発して
ください。ビジネス社会では、制約や習慣、ルールなど負の要素が足を引っぱります。
「さあ企画だ」と向き合う瞬間、ネガティブな条件が考える枠組を狭めていきます。できれば
現状を壊したくないからです。

 ここではどうしても想像力が必要です。ブレークスルーする熱い想いです。「こんな世界に
してみたい」「こんな発想の商品にしてみたい」「こんな文化を会社に持ち込みたい」。そん
な想いこそ、現実的な課題を突破してくれます。
「リスクのないアイディアはクリエイティブとはいわない」といわれています。壊して創る……
そこには当然リスクがつきものなのです。

-----


「想像」:みんなで愉しむ【運動あそび】が日々の生活の中に溶け込んでいる『文化』

「創造」:『愉しむココロ』をつなぐ「道具」と「仕組み」の組合せ【ばらんすてっぷ】

⇒独創性をどう伝えていくか?『コトづくり』『ソーシャルビジネス』とまだまだ伝わらない
 コトバではあるが地道に情報発信を積み重ねていくしかないと覚悟!!

 モノづくりの視点ではヒット商品を創出⇒売れるうちに売り切ってしまう⇒売れなくなる前
にできれば次の商品開発を完了:といったサイクルを繰り返すビジネスモデルがいわゆる常識
でしょう!

 我々のモデルはいっぱい売ってしまわなくても成立する関係性を継続できる『コト=感性
価値』の「創造」をめざしていく点を差異化としていきたい。


☆当社の理念:
 しなやかで 気持ちの良い ヒトづくり と コトづくり を通して 社会に貢献する
 プラス発想 と 知恵の共有 により 学習力 を高め 革新し続ける 企業をめざす

 【気持ちの良い】:提供する・共有する・オープン → ニコニコ笑顔をつなぐ

 ○社員に安全と健康とやりがい(成長感・達成感・充実感)を → 誠実・公正・均衡

 ○お客様(個客)に感動(喜び)と安心と満足を → 信用・信頼・誠意

 ○地域のきずなと環境にやさしさを → デジタル地球・自然・融和


株式会社 白川製作所

2009年7月24日金曜日

【観察・洞察】「鳥の目・虫の目」発想読本:その1

「鳥の目・虫の目」発想読本 ビジネスが求めるクリエイティブ視点:高橋 宣行 著 2009/07/17 PHP研究所


高橋 宣行 氏 (フリープランナー)
高橋 宣行『HOW TO THINK』―いかに、考えるか―


 この著書を活用して、当社の開発戦略・ビジネスモデル構築の方向性【視点】について
情報共有を試みてみたいと思います⇒1回目

-----
↓本文より:

☆8 観察 & 洞察   体験のない知識は、はがれやすい。

 ○ 変化を起こす張本人は、「人間」

 ビジネスは人間でできています。作り手も売り手も買い手も使い手も、みんな人間です。
はじめに「技術」ありきで、「モノ」ありきで、企業主導で進んできたビジネスも、モノ
余り社会へ。いまや生活者主導で「幸せづくり」を提案していく時代なのです。と、なると
「人間をどこまで知っているか」。「これで人間を幸せにできるのか、喜ばせることが
できるのか、楽しませることができるのか」考える必要があります。

 生活者優先社会は、予想を上回るスピードで動いています。しかし、違うものを求めて
いるのに、その変化に気づかない企業は変われません。そこで、観察・洞察です。生活者の
気持ちをつかむことで初めて、独創性を生み出すことができるのですから。ビジネスのこと
は市場に聞きましょう。ヒト、モノ、マチや空気の動きから、目を離さずじっくり観察・
洞察することから始めます。明日の芽を発見する視点です。


【観察】 新しい「事実」を探すこと。
 モノゴトの状態や変化や人の動きを調べる。見て、感じて、発見する。

【洞察】 新しい「真実」を探ること。
 モノゴトの本質を鋭い観察眼で見ぬく。見えなかったものに光を当てる。



 ○ 五感に触れるものすべてが情報です

 とくに重要な情報源は人です。生きています。本質をつかんでいます。時代を先取りして
います。と考えると、人間観察・洞察の広さと深さが、これからのビジネスの根っこになって
いるのです。そして、雑多な現実に出会えるのが現場。現場に足を運ばないと、人間の
喜びや、温もり、匂い、驚き、怒りは分かりません。汗をかき、身体を動かし、五感を
働かせ、一見効率の悪いように見えるこの観察・洞察から真実は見つかります。



和田 秀樹 氏 (精神科医)
和田秀樹のヒデキワダ・ドットコム
図解 和田式 脳力倍増ノート:和田 秀樹 著 2003/11 PHP研究所

「ビジネス現場での創造作業と、心理学の基本プロセスは同じ…」

「人間の行動を『観察』し、心を『推察』し、『仮説』を立て、『検証』していくのが心理学。
観察・推察→仮説→検証の基本プロセスは、ビジネスを進めるやり方とそう変りません。

その観察に2種類あり、
事実を元にデータなどを分析するタイプの観察と、
相手の心に共感しながらの観察

(街に出て何人、何パーセント茶髪の人がいたかをデータにする観察。
 若者がなぜ髪の毛を茶色にするかを相手の立場で考えてみる洞察)。

こうした観察をしたら仮説へ……と進めていきます」

-----

「洞察」といえるかどうか自信はないが、「健康づくり」における『運動』の現場で目にした
『一人で黙々と頑張る・鍛える運動は楽しそうじゃないな』⇒『続けるのは難しいよな』と
いった直感・視点⇒つまらない&単調な運動は『社会の解決すべき課題』になると見極め。

学生時代の卒業研究「テーマ:人と協調するロボットに関する研究開発」で『力制御』による
垂直多関節型ロボットの「設定した方向だけに対する柔らかさ・弾力=押し戻す感覚(PID制御
の係数調整で)」を体験したコト⇒『ロボットを創りたい!』⇒私のモノづくりの『志』原点。

『異質の組合せがイノベーションにつながる』という信念に基づき:
「生きがい・健康づくり」と「感性ロボット」を組合せる構想に一点集中し、『ヒトは一人
では(運動を)続けられない』という仮説を立て、「商品」と「仕組み」の組合せでの開発を
スタートしていく (2002/07)。


☆当社の理念:
 しなやかで 気持ちの良い ヒトづくり と コトづくり を通して 社会に貢献する
 プラス発想 と 知恵の共有 により 学習力 を高め 革新し続ける 企業をめざす

 【しなやか】:自らによる変革の促進・環境変化に柔軟適応・統体最適

 ○小さいことによるやわらか(スピード・シンプル・フットワーク↑)経営

 ○独自分野における地域密着のお役立ち・便益対応・臨機応変(工夫する場)


株式会社 白川製作所

2009年5月7日木曜日

市場トレンドワークショップ 第5回

平成20年度 市場トレンドワークショップ」第5回開催!


★日時:4/28(火) 13:30~15:30
☆場所:NICOプラザ・会議室3 新潟市中央区万代島5-1「万代島ビル」11F

財団法人 にいがた産業創造機構・市場開拓支援チーム


第5回:「商品開発フォーマット プレゼンテーション」

◎講師:黒川 玲 エグゼクティブエキスパート 財団法人 にいがた産業創造機構

--
☆開発の方向性: 生きがいづくり・人づきあいの希薄化 健康づくり・運動習慣の二極化

☆開発商品 (何を=どんな価値を持った)
 ○開発領域:運動遊具産業 子ども向け 保育園・幼稚園等の施設用
 ○商品領域:子どもの「生活体力」向上
       転倒によるケガの軽減=転倒経験・上手な転び方を体得
 ○商品コンセプト:複数人で愉しめる 対戦できる
 ○商品アイテム:バランス運動遊具
 ○商品名:『ばらんすてっぷ』による【ばらんすもう】

☆商品設計(仕様) (どのようなモノ・コトを)
 ○素材:PVC(ポリ塩化ビニル)
 ○サイズ:ワンサイズ=空気量で調整可能
 ○デザインタイプ:たまごのカタチをイメージ
          マンゴーイエロー(オレンジ系)で元気アップ
 
☆開発ポジション (どのようなあり方で=企業視点)
 ○商品開発の目的:市場創造型
 ○開発アイテムポジション:シリーズ型
 ○商品ポジション:シンボル型
 ○開発手法:自社独自型⇒共同開発型も模索 【ばらんすもう】のブランド化へ

☆販売戦略 (どのように売るか)
 ○販売計画:大きな運動スペース確保が困難な首都圏型 冬期間の室内用としての地域型
 ○売り場設定:保育園・幼稚園向け提案商材を扱う業者を通して
        イベント(3人組でのチーム対決の大会イベント企画)
 ○チャネル戦略:新規開拓型
 ○情報戦略:情報の発信方法…新聞・雑誌・テレビ等へのニュースリリース

☆商品具体化:子ども向けに限定し『ばらんすてっぷ』という道具より
      【ばらんすもう】という運動遊び・ゲームをシステムとしてブランド化をめざす

 ニーズ…転んでも手が出せずに顔をケガしてしまうようなケースを予防する
     上手な転び方を体得する機会として提案
--

黒川さんからのアドバイス:
☆開発の方向性(課題):子ども達の一人遊び化による弊害⇒コミュニケーション能力不足
☆販売戦略
 ○売り場設定:「動画」を使ったインターネット販売も同時に

「商品開発や事業の方向性は現代の課題解決に役立つ・マッチした取り組みで非常に共感できるが
NPO的な領域・発想から一歩踏み出す商品を付け加えていけるように、白川製作所の技術・
ノウハウを活用し、今後一般家庭用の開発にも取り組まれたら良いのでは」というご意見を
いただきました。


↓今回当社と同様のコンセプト・取り組みを検索してみて
-----
『遊健具』と『遊健運動プログラム』
運動会でも大活躍!「シンプルだけど多彩に遊べるこどもたちのための新しい運動遊具」

幼児の身体に無理のかからない運動遊具
2歳児から年長児まで使える
一人でもグループでも楽しく運動できる

3つのプログラム:競い合う・助け合う・笑いあう
全身を使って遊ぶ
仲間と一緒に遊ぶ
自らすすんで遊び、工夫する

子ども達の身体機能や脳の発達を促し、自発性・集中力・意志力を養い、
創造力や協調性を高めて、生涯にわたる人間形成の基礎を培うものと期待


監修:小田 伸午 教授・京都大学 高等教育研究開発推進センター
研究開発:金 尚憲 代表・高の原スポーツ研究所
研究開発:内藤 栄一 主任研究員・㈱ATR脳情報研究所

『遊健運動プログラム』(ウィキペディア)

株式会社 サクラクレパス
-----
↑3つの遊健具は特に新商品とは感じない(他でも代用できそう)が、使い方・プログラムと
しての価値創造を参考にしていきたいとたいへん興味を持ちました。


今回の市場トレンドワークショップやこれらの情報収集を通して:
「動画」の活用と産学の連携がまだまだ中途半端な現状なのを改めて気づかされた機会となった

また、ソーシャルビジネスとしての視点は「NPO的」と受け止められてしまい=儲けられそう
にないので、どこかで収益を上げなくっちゃね!と心配されてしまう対象なんだなとも実感!
(さすがするどく見抜かれてしまっていて…)

まずは【ばらんすもう】の動画をどんどん発信できるように取り組みを強化していきます!


株式会社 白川製作所

2009年3月31日火曜日

介護ロボット実用化支援

ロボット産業政策研究会報告書経済産業省 製造産業局 産業機械課
「生活支援ロボット実用化プロジェクト」

↓2009年3月25日(水) ロボット産業政策研究会報告書 より
-----
○次世代ロボット産業政策の対策と課題
「有望4タイプ」毎に具体的な安全基準やルール策定、安全技術開発が必要
A「移動作業型(操縦中心)」
B「移動作業型(自律中心)」
C「人間装着(密着)型」
D「搭乗型」

◆技術革新のあり方
・介護・福祉分野のロボットについては、まずBtoB(介護施設等)で導入
次にBtoC(要介護者等)にて活用(一般向けの利用やロボテク製品が先行)

・対人安全技術を開発するとともに、安全基準と安全性検証手法を策定
-----


-----
ロボットシンポジウム  開催!!
「ロボットが支える未来の高齢者生活」
~ロボットで暮らしが変わる?生活の中に安心と安らぎのロボットがいる!!~

★日時:3/28(土) 13:30~16:30
★場所:東京商工会議所ビル4F 東商ホール
☆主催:東京都福祉保健局
-----


↓2009年3月29日(日) 読売新聞 より
-----
 経済産業省は、人手不足の介護・福祉の現場で役立つロボットの実用化に向けた
支援策に乗り出す。

 介護が必要な人が指示すればモノを運んで来るタイプや、人の移動を助ける車いす
タイプなどを集中的に支援する。補助金制度を創設するほか、ロボットの安全性や
衛生面の基準作り、ロボットが公共地域などで動くための法整備も検討する。

 日本は工場などで稼働する産業用ロボットでは世界市場の7割のシェア(市場占有率)
を持ち、国内の市場規模は7000億円に成長しているが、介護・福祉用はメーカーや大学
の開発段階にとどまる。

 経産省は介護・福祉用ロボットが普及すれば、産業用を合わせたロボット産業の国内
市場規模が2025年には6兆2000億円に拡大すると見込んでおり、補助金制度などを活用し
メーカーに介護・福祉分野への技術移転を促す考えだ。
-----


いわゆる次世代ロボット(産業用ではないサービスロボット)分野では
国策として取組み始めた韓国が先行しそうな状況

やはり安全面を検証していく際には、やってみなければ分からない要素
を許容できる環境(何か起これば私が責任を取りますという人の存在)が
不可欠でしょう!


内閣府 経済財政諮問会議

当社の取り組みは『政府の経済成長戦略』の重点3分野の一つ【健康長寿】
分野でのお役立ちを追求(勝手にこじつけて)しているつもりですが……

現状では成果が示せるまで一定期間(10年程度?)を要する点で、本事業
は補助金の対象にはなりにくいかなと思われます。


「予防医学に対する健康投資社会」をめざして:
多くの人々が人生の晩年の迎え方として「介護される期間はなるべく短く
したい」という共通の思いを抱きながら、なかなか実践につなげるのは
難しい課題に対して

「気持ちだけでなく行動へ」をサポートする道具と仕組みを組合せるこの
事業の方向性を少しずつでもみなさんに関心を持ってもらえるように、
粘り強く地道に一歩一歩実績を積み重ねていきます。


介護が必要になってから介護ロボットにお金を払って介護してもらうので
はなく、介護が必要となる前にロボットみたいな道具とその道具を介して
つながったヒトと「愉しみ&笑顔」を共有していく仕組みを活用しながら
等、様々な選択肢の中から健康を維持していくコトに価値を見出すことで
(自身の健康に対して健康なうちに先行投資し)ヒトそれぞれのより良い人
生をそれぞれが全うできるか!そこに近づけるか!を提案&支援し続けて
いきたいと考えています。


株式会社 白川製作所

2009年3月30日月曜日

隙間商品開発セミナー 第4回

「隙間商品開発セミナー及び目利き人間養成セミナー」
第4回 『情報の収集とその分析』 開催!


★日時:3/28(土) 16:00~18:00
★場所:表参道・新潟館ネスパス
☆講師:弁理士 日比 恆明 氏 日比 恆明のニッチでリッチ


◎【口コミ】ヒトが介在した情報
⇒体系化していくと他人が持っていない・ありえない情報になっていく

-----
情報は信用するな! 疑ってかかれ!
必ず現場や現物を確認する!

情報には金を惜しまない
思いついたら即座に行動⇒すぐ電話!
こまめに体を動かす【ヒトに会う】
-----

インターネット(ホームページ・メルマガ)・新聞・テレビ・雑誌の順で
「感性ロボット」「健康増進」「まちづくり」のキーワードに絞り込んで
情報収集しているが、まだまだ情報・物事のウラに着目して本音の部分を
読み取るところまでは実践できていなかったなと痛感!!

例えば民放テレビの情報番組で取り上げられている内容は、スポンサーの
次の動きが反映されているとみることも必要だと…

疑う習慣がないコトは人間性としては良いコトなのかなと思い込んでいた
ので、商品開発や目利きの場面では、ウラや現場での口コミにもっともっと
着目していかなければならないんだなと気づくきっかけに…


株式会社 白川製作所

2009年3月25日水曜日

サービス工学シンポジウム

サービス工学シンポジウム」開催!
『サービスイノベーションで持続型社会へ』
~「経験と勘」に頼るサービス産業に「科学的・工学的手法」の導入を!~


★日時:3/24(火) 13:30~17:55
★場所:秋葉原コンベンションホール

産業技術総合研究所サービス工学研究センター

サービス産業生産性協議会


基調講演:「サービス業と製造業」

吉川 弘之 理事長 (産業技術総合研究所)の講演において
↓私が共感したキーワード

-----
社会的価値 (製品とサービスの関係)
1.人々にとって価値は製品そのものではなく、その製品が発揮する機能である。
2.ある製品の機能とは、その製品にあらかじめ埋め込まれたサービスを含む。
3.潜在的な機能は、その製品が使われたとき(使用,Use)サービスとして現れる。
4.ある製品の機能は、それが使われると減少する。
5.従って、製品の潜在価値を機能によって測りうる。
  それは得られるサービスの総量である。

使われ方の科学

-----

『コトづくり』と表現している当社の『モノ+サービス/システム』実践
の「生きがい・健康体力づくり支援サービス」と【ばらんすてっぷ】を
はじめとする「ヒトとヒトとヒトをつなぐ道具と仕組みの組合せ」への
挑戦に向けて、いっぱいの勇気をもらえたかなと感じました!


☆参考:東京大学 人工物工学研究センター


株式会社 白川製作所

2009年3月16日月曜日

市場トレンドワークショップ 第4回

平成20年度 市場トレンドワークショップ」第4回開催!


★日時:3/12(木) 13:30~15:30
☆場所:NICOプラザ・会議室3 新潟市中央区万代島5-1「万代島ビル」11F

財団法人 にいがた産業創造機構・市場開拓支援チーム


第4回:「情報提供及び商品開発のための企画設計方法の習得」

○講師:黒川 玲 エグゼクティブエキスパート 財団法人 にいがた産業創造機構

-----
黒川さんからの「生活関連商品の生活者動向と流通動向2009」
に関する情報提供で私が着目しているキーワード:

・基本的なモノは既に持っている…「モノ+サービス/システム」へ価値観移行
・購買動機付けの方向性…『自分』:脳トレ用品、健康関連商品
・購買動機…「価値観」の明確なモノ:☆「デザイン」特化型商品


また、「商品開発テーマ09」に関する情報提供で着目している
<開発課題> (時代 X 生活者 X 市場 X 流通)
:《開発テーマ》


<高齢者課題・福祉課題>
:《Help商品》~低下・衰えをカバー、愉しむための商品
:《エイジング商品》「美しく加齢するコト」年とともに自分の価値を高めていける商品

<健康課題>
:《機能促進・予防・強化商品》体機能や体力の衰えを予防し維持する商品
               体機能を愉しみながらより良く開発する商品
               メタボリック等生活習慣病予防商品(若年化傾向)

<スポーツ・レジャー・遊び課題>
:《新しい遊び方の提案商品》新しいコミュニケーションや遊び、愉しみ方の提案商品
              「新しい遊び方・愉しみ方=自分時間の充足・充実」
              健康促進をプラスした遊び提案

<暮らし方課題>
:《コミュニケーション商品》親子型・夫婦型
:《自分型商品》自分を「愉しく」「元気づける」商品

-----

【ばらんすてっぷ】のコンセプト:上記のテーマと共通な部分を自信につなげて、
用途開発に向けてスピードアップしていくために[商品開発フォーマットによる「商品企画」
手法の修得]の宿題では、『モノ+システム/サービス』開発を主体に活用していければと
考えています。

【運動しながら「笑かし合う"コト"(時間&空間&仲間)づくり」を提供・支援(つなぎ役)
 ぜひ一度この"コト"を買ってみてみませんか!】
:という【キャッチコピー】での「ビジネスモデルの説明・表現」を検討中


株式会社 白川製作所

2009年2月19日木曜日

『スローテクノロジー』とは?

小特集:スローテクノロジー (心を豊かにするものづくり)
日本機械学会誌 2009.2 Vol.112 No.1083


はじめて『スローテクノロジー』という表現を目にして:
【ココロを豊かにするモノづくり】とは、当社の取り組んでいる
ヒトとヒトとヒトの愉しむココロ・やる気&元気という気持ちを
つなぐ道具と仕組みづくりの組合せに通じるところがあるかな?
…と興味深く拝読!!


下記はまさに同一のコンセプトと共感してしまった内容の抜粋:

我々もKi-g-aC(柏崎産官学コラボ:キガック)での小グループ活動
動的バランス測定器(新潟工科大学・情報電子工学科:村上 肇 教授)
で「運動の継続=習慣化」のキーとなる「やる気度・元気アップ度」
を計測する取組みの追加も今後検討していければと考えています。

しらさん家という検証のフィールドを持っているコトが強みに
なり、また「継続をサポートするノウハウ」の蓄積にも役立つ
相乗効果をめざします!

-----
日本機械学会誌 2009.2 Vol.112 No.1083 p.16-19 より

「わくわくするものづくり」
大倉 典子 教授 芝浦工業大学 工学部 情報工学科


もはや物質的な成長を望めない持続可能な社会への変換における、
満足度の質的変換の必要性もさることながら、ある程度必要十分な
機能・性能を持ったものがあふれている21世紀の日本では、量から
質へ、つまり物質的・経済的な豊かさから精神的な豊かさへと、
人々の要求が変化してきた。

「ハッピーインターフェース」の提案

ユーザエクスペリエンス:
『製品やサービスの使用・消費・所有などを通して、人間が認知
する(有意義な)体験のこと。製品やサービスを利用する過程(の
品質)を重視し、ユーザが真にやりたいこと(本人が意識していな
い場合もある)を「楽しく」「面白く」「心地よく」行える点を、
機能や結果、あるいは使いやすさとは別の“提供価値”として
考えるコンセプト』


○健康維持の支援やリハビリテーション支援を目的とした
インタラクティブシステム
2004年には、足を使ったもぐらたたきゲームや指回し運動による
フィッシングゲームを開発した。これらは、お年寄りに頭や体を
動かしてワクワクしてもらうことで健康維持を支援しようという
コンセプトで開発され、このコンセプトは、その後2006年に発売
された任天堂(株)のWiiと同様であった。


感性価値創造イニシアティブ:
作り手の感性に由来するこだわりやスピリットが、ものやサービス
に息づき生活者に語り始めるとき、つまりは「もの語り」として
生活者の感性に訴え、感動、共感、共鳴を得たとき、それは特別
の経済価値を生み出していく。本イニシアティブでは、ものづくり
等において、感動、共感を呼ぶという価値軸を提案している。

感性価値創造ミュージアム


世界に先駆けて超高齢社会へと突入している課題先進国日本では、
より高機能・高性能志向ではなく、人生を楽しみながら豊かに暮
らすことができるような高ユーザビリティ・高ユーザエクスペリ
エンスなものづくりへと、世界に先駆けて変換していく必要があ
ることは自明である。このような日本の利点を積極的に活用し、
感性価値の創造を競争力としていくことが、今後の日本のものづ
くりの方向性になるだろうと考えられる。


これまで、生体信号を利用した精神的な負荷(メンタルワーク
ロード)の計測は行われてきたが、安心、快適などのポジティブな
感情の計測にも生体信号を利用しようという試みは比較的新しく、
著者の研究室ではわくわく感の測定を試みている。工学に利用
できるだけの科学的レベルに到達するためには解決すべき課題も
多いが、今後の進展に期待されたい。
-----


株式会社 白川製作所

2009年1月26日月曜日

ニイガタIDSデザインコンペティション2009

ニイガタIDSデザインコンペティション2009

財団法人 にいがた産業創造機構


ステップアップフォーラムに参加して!
第1部…「生活を助ける商品」 第2部…「生活を楽しむ商品」

IDSデザインコンペティション2007に【ばらんすてっぷ】を出展した
ご縁でNICOからご案内をいただくようになり、システムを含めた
≪デザイン≫からスタートする『コトづくり』にこれからも継続的に
取り組めればと考えており、毎年都合をつけてこのフォーラムには
参加していきたいと思っています。

その理由の一つは、自分にはない感性・モノを観る視点への気づきが
得られるコトが挙げられます。
審査委員の方々のコメントが非常に新鮮で、ただ何となくポイントを
持たないまま展示会を回る時との大きな違いを強烈に感じます。

今回、佐藤 康三 教授
(法政大学 デザイン工学部 システムデザイン学科 プロダクトデザイン研究室)
のコメントが私には響きました。

「自分がなぜそれを創ろうとしているのか?」
「自分はどういう生活を創り出していきたいのか?」
という哲学が先に必要!!で(生活者視点だけでは△⇒価値観はますます多様化へ)
単にモノを作る時代は終わった!(大量生産向けマーケティングの限界)
(( )内は私の解釈)

また、2002~07年に商品開発をサポートしていただき現在も情報交換させて
もらっている㈱クルー さんが提案されている「発想型仮説」も詳細なマーケティング
をすること=差異化のできない開発(平均点の商品・顕在ニーズどまり)からの脱却を!

絶妙な「仮説力」をつける技術・馬場 了 著・明日香出版社 (2008/5/9)
-----
「BOOK」データベースより:
あなたに必要なのは「直観による発想力」だ。
あなたは知識と情報が多くいつも完成度の高い解決案を創ろうとしていないだろうか?
情報収集はほどほどにして、自分自身の直観力を生かそう。
最初にやるべきことは、「発想型仮説力」で、解決案を待ち望む対象者の願望を発想し、
早めに“アタリ”をつけることだ。
-----

にも通じるところかなとたいへん共感しました。


ちなみに2007年にIDS審査委員賞をいただいた【ばらんすてっぷ】情報
⇒哲学:「みんなで生活に笑いを足す」「支え合う・笑かし合う」
    ヒトとヒトとヒトの愉しむココロとやる気という気持ちを
    『つなぐ道具と仕組みづくり』を実現したい!


株式会社 白川製作所

2009年1月1日木曜日

2009 謹賀新年

あけましておめでとうございます!

毎年友人・知人に年賀メールとして送信している内容を下記にアップします。
一方的に訳の分からないコトばかりズラズラと…と思われている方もおられ
るかもしれませんが、みんなに情報発信・宣言することで自分自身のモチベ
ーションアップにつながっている・役立っているかなと感じる面も多々あり、
ご迷惑でも継続していければと考えています。

-----
下記は今年一歩踏み出そうと取組んでいく内容です(毎年で恐縮ですが)
ご感想・ご意見・アドバイス・アイデア等をいただけると幸いです。


################################
株式会社 白川製作所

日本のモノづくりにおける仕事量の減少をどう捉えどうプラスの要素に
つなげられるかが今年のリーダーの役割になっていくと感じています。

私は以前より「コトづくり」という表現:「道具と仕組みの組合せ」で
どこのだれにどんなお役立ちができるかを追求してきているつもりです。

脱下請け部門の確立へ向けての取組みは、なかなか目に見える成果につ
ながっていない状況もあり、みなさんから賛同を得られていない苦しさ
もありますが、現業で対応できる仕事の確保とあわせてこの環境だから
こそ一歩踏み出すチャンスとして、信念を貫く一年にしていく覚悟です。

ヒトとヒトとヒトのココロ・気持ち・やる気をつなぐ【感性ロボット】

思わず笑っちゃう【ばらんすてっぷ】


参考:感性価値創造イニシアティブ [経済産業省]

参考:日本感性工学会

################################

みなさんにとって飛躍の丑年になりますようにお祈り申し上げます!


株式会社 白川製作所