「鳥の目・虫の目」発想読本 ビジネスが求めるクリエイティブ視点:高橋 宣行 著 2009/07/17 PHP研究所
高橋 宣行 氏 (フリープランナー)
高橋 宣行『HOW TO THINK』―いかに、考えるか―
この著書を活用して、当社の開発戦略・ビジネスモデル構築の方向性【視点】について
情報共有を試みてみたいと思います⇒10回目(最終)
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↓本文より:
☆20 ナンバーワン & オンリーワン 自分の棲み家(位置)はどこか。 何が「私」らしいのか。
○ 市場での競争が変わった
「経済性」と「効率性」をコンピューターにインプットし、その結果、カタチになった車が、
ほとんど同じスタイリングで走り回っていた時代がありました。遠くから見ると、どこの車
なのか分からなかったことを憶えています。その当時からするといまは、ライフスタイルとか
デザインという付加価値の意識が入り、ずいぶんと変わってきたものです。もちろん車だけの
ことではありません。あらゆるモノが経済性、効率性をテーマに大量化を前提にすれば、そう
そう個性的に、とはいきません。その上、大量生産はモノ余り社会を生み、結果、あきられて
いきます。
こうした状況の中で、市場に残るのは体力のあるナンバーワン企業。勝ち抜くために、さらに
知力をあげてフル回転してきます。他の企業がそれを超えるには、数倍のエネルギーをかけて
体力勝負をするか、発想を変え新しい存在感を掲げるか。当然、別なアプローチでオンリーワン
を目指すことになります。人と同じことをやって勝ち負けを競うのではなく、人との違いを
価値観とし、個性で競う姿勢が必要なのです。
【ナンバーワン】勝ち負けを競う時代でトップを狙う。
規模、シェア、収益性などのNO.1となり、有利に市場をリードすると同時に、
社会に対する貢献と責任を持つ。
【オンリーワン】個性化を競う時代で独自性を狙う。
人はそれぞれ違う、という真理の中で、個性化を図り好感度NO.1となり、
顧客との関係を深め持続成長を狙う。
○ さらに「オンリーワン」への加速
ここに来て、さらに強調しておきたいことがあります。2008年末からの「100年に1度の金融
大恐慌」で、資源、環境、世界経済など、あらゆる意味において「量的拡大」に限界があることを、
いやというほど思い知らされました。いままで量を、規模を、拡大してきたナンバーワン企業
の凋落ぶりを目の当たりにしたのです。けっして「大きいことはいいことだ」とはいえません。
この大変化の時こそ、企業も人もモノも大きく革新する時、といわれています。意識も発想
もガラリと変える時に。まさに、これからの目標とするオンリーワンを志向する時なのです。
オンリーワンとは、独自の価値を社会に提供し、新たな市場を創造すること。個性を持っている
からこそ実現できるのが、オンリーワンなのです。そこで重要なのがソフトウェア(変化の
激しい時代にハードに固執するだけでは、すぐコロコロ変わり短命となる)。ソフトウェアの
源泉は、情報、知識であり、人の知恵といわれています。軸足をしっかりソフトウェアに置いて
進めていきたいものです。
○ 自らのオンリーワン戦略を持とう
自分の夢のために仕事をしましょう。夢とは、ビジョンであり、ビジョンが戦略を生みます。
夢があれば、たとえ状況が厳しくとも、心穏やかに保つことができます。一所懸命やる。
グチらない。ストレスにならない。しかし、夢は自分の持っている中からしか生まれません。
オンリーワンづくりとは、社会や周りの人との関わりから創るものです。
社会が見えて、自分が見えて、そのまん中に夢を描く。そして役に立つことが大きな喜びで、
それが人間の本能です。相手に喜びや感動を与えられることは、自分の励みにもなるし、誇り
も持てます。だから持続します。さらに、もっともっと、と自然に前向きになるのです。結果、
「あなたがいないと困る」……と、世の中が評価して「ブランド」となります。
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【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり
☆当社のビジョン:
◎【志】: 脱下請け部門を実現し 独自分野での【オンリー・ワン】をめざす
方向性 : 健康・安全の持続にメリットを提案 <生活分野>
目に見える・感じる健康=力・数値・音が筋力・動的バランス能力維持(運動習慣)の励みに
目に見える・感じる安全=家庭に人とロボットの共存
→【ウエルネス】と【パーソナル感性ロボット】の組合せ
<RT-Robot Technology、カスタムメイド、仲間と愉しみながら>
技術 : 人と協調するやわらか“感じる”メカトロニクス & “つながる”健康運動遊具
対象 : 地域の元気な高齢者“老年学視点”の心の豊かさ“個々のこだわり”と
生きがいづくり“やわやわ健康・いきいき就労”支援 & 子どもの体力向上支援
株式会社 白川製作所
2009年8月31日月曜日
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