2009年8月28日金曜日

【モノの満足・心の満足】 「鳥の目・虫の目」発想読本:その9

「鳥の目・虫の目」発想読本 ビジネスが求めるクリエイティブ視点:高橋 宣行 著 2009/07/17 PHP研究所


高橋 宣行 氏 (フリープランナー)
高橋 宣行『HOW TO THINK』―いかに、考えるか―


 この著書を活用して、当社の開発戦略・ビジネスモデル構築の方向性【視点】について
情報共有を試みてみたいと思います⇒9回目

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↓本文より:

☆17 モノの満足 & 心の満足  それぞれに、人と違う。 私の「ベスト1」がある。

 ○ どこまで「私」を気持ち良くさせてくれるか

 私たちは長い間、物質文明の中で、モノの機能や効用を求め幸せを享受してきました。
大量に作られ、世の中に送り出される工業化製品。しかし、いまや無いものがない、と
いわれる時代です。その上、大量生産→消費→廃棄の始点(原料の枯渇)と終点(汚染)で
世界を巻き込む難題へと……。さあ、ここからビジネスはどう動くのでしょうか。サイド
は変わり、生活者主導へと大きくシフトしました。大量な情報を持ち、IQもEQも高く、
感度もいい生活者が、ここにきて自己主張を強めてくるのは当然です。個人化、個性化が
基本の時代となりました。要するに、一人ひとりの気持ちが分からないと相手にされません。
モノと人の気持ちがもう少し通い合えれば……。ここから、人々の満足は、量でも質でも
なく心の満足へ移っているようです。


【モノの満足】新しいモノの機能や効用を通じて、人々の快適さや便利さ、幸せへと
       つながること。また、所有することで欲望を満たすこと。


【心の満足】良質なモノの上に、ソフト化・サービス化が付加され、より精神的な満足も
      合わせて手にすること。それは楽しかった、うきうきした、興奮した、と
      心の中で生き続けることを意味する。


 ○ 人間の満足は  最終的に心の満足です

 21世紀、ハードもシステムも成熟すると、あとはソフトやサービスの質の差で決まります。
デジタル化できないアナログ的なものの価値は増し、高い満足度を提供するものだけが勝者
になるのです。そこで、感性が重要となってきました。人を洞察する、観察する、先見する、
そして想像する……。創造性を発揮するアート感覚なしに、差別化にはつながりません。


・顧客の期待をどう超えられるか
・顧客の幸せをどう増幅させられるか
・新しい喜びや楽しみをどう創り出せるか
・思いやりや優しさをどう織り込むか
・文化的で上質な刺激をどう組み込むか
・暮らしの成熟化のために何ができるか
・価値の高い時間にどう変えられるか
・「不」の解消、「快」の創造にどうつなげるか

 この意識で、新しい経済価値を見出していくのです。

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【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり


【新しい喜びや楽しみを創り出す】【「快」の創造につなげる】を通して
⇒「楽しかった」「うきうきした」「興奮した」&『ありがとう』と伝え合い
続けられる『仕事=お役立ち』ができる喜びにこだわっていきたい!

株式会社 白川製作所

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