2009年7月24日金曜日

【観察・洞察】「鳥の目・虫の目」発想読本:その1

「鳥の目・虫の目」発想読本 ビジネスが求めるクリエイティブ視点:高橋 宣行 著 2009/07/17 PHP研究所


高橋 宣行 氏 (フリープランナー)
高橋 宣行『HOW TO THINK』―いかに、考えるか―


 この著書を活用して、当社の開発戦略・ビジネスモデル構築の方向性【視点】について
情報共有を試みてみたいと思います⇒1回目

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↓本文より:

☆8 観察 & 洞察   体験のない知識は、はがれやすい。

 ○ 変化を起こす張本人は、「人間」

 ビジネスは人間でできています。作り手も売り手も買い手も使い手も、みんな人間です。
はじめに「技術」ありきで、「モノ」ありきで、企業主導で進んできたビジネスも、モノ
余り社会へ。いまや生活者主導で「幸せづくり」を提案していく時代なのです。と、なると
「人間をどこまで知っているか」。「これで人間を幸せにできるのか、喜ばせることが
できるのか、楽しませることができるのか」考える必要があります。

 生活者優先社会は、予想を上回るスピードで動いています。しかし、違うものを求めて
いるのに、その変化に気づかない企業は変われません。そこで、観察・洞察です。生活者の
気持ちをつかむことで初めて、独創性を生み出すことができるのですから。ビジネスのこと
は市場に聞きましょう。ヒト、モノ、マチや空気の動きから、目を離さずじっくり観察・
洞察することから始めます。明日の芽を発見する視点です。


【観察】 新しい「事実」を探すこと。
 モノゴトの状態や変化や人の動きを調べる。見て、感じて、発見する。

【洞察】 新しい「真実」を探ること。
 モノゴトの本質を鋭い観察眼で見ぬく。見えなかったものに光を当てる。



 ○ 五感に触れるものすべてが情報です

 とくに重要な情報源は人です。生きています。本質をつかんでいます。時代を先取りして
います。と考えると、人間観察・洞察の広さと深さが、これからのビジネスの根っこになって
いるのです。そして、雑多な現実に出会えるのが現場。現場に足を運ばないと、人間の
喜びや、温もり、匂い、驚き、怒りは分かりません。汗をかき、身体を動かし、五感を
働かせ、一見効率の悪いように見えるこの観察・洞察から真実は見つかります。



和田 秀樹 氏 (精神科医)
和田秀樹のヒデキワダ・ドットコム
図解 和田式 脳力倍増ノート:和田 秀樹 著 2003/11 PHP研究所

「ビジネス現場での創造作業と、心理学の基本プロセスは同じ…」

「人間の行動を『観察』し、心を『推察』し、『仮説』を立て、『検証』していくのが心理学。
観察・推察→仮説→検証の基本プロセスは、ビジネスを進めるやり方とそう変りません。

その観察に2種類あり、
事実を元にデータなどを分析するタイプの観察と、
相手の心に共感しながらの観察

(街に出て何人、何パーセント茶髪の人がいたかをデータにする観察。
 若者がなぜ髪の毛を茶色にするかを相手の立場で考えてみる洞察)。

こうした観察をしたら仮説へ……と進めていきます」

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「洞察」といえるかどうか自信はないが、「健康づくり」における『運動』の現場で目にした
『一人で黙々と頑張る・鍛える運動は楽しそうじゃないな』⇒『続けるのは難しいよな』と
いった直感・視点⇒つまらない&単調な運動は『社会の解決すべき課題』になると見極め。

学生時代の卒業研究「テーマ:人と協調するロボットに関する研究開発」で『力制御』による
垂直多関節型ロボットの「設定した方向だけに対する柔らかさ・弾力=押し戻す感覚(PID制御
の係数調整で)」を体験したコト⇒『ロボットを創りたい!』⇒私のモノづくりの『志』原点。

『異質の組合せがイノベーションにつながる』という信念に基づき:
「生きがい・健康づくり」と「感性ロボット」を組合せる構想に一点集中し、『ヒトは一人
では(運動を)続けられない』という仮説を立て、「商品」と「仕組み」の組合せでの開発を
スタートしていく (2002/07)。


☆当社の理念:
 しなやかで 気持ちの良い ヒトづくり と コトづくり を通して 社会に貢献する
 プラス発想 と 知恵の共有 により 学習力 を高め 革新し続ける 企業をめざす

 【しなやか】:自らによる変革の促進・環境変化に柔軟適応・統体最適

 ○小さいことによるやわらか(スピード・シンプル・フットワーク↑)経営

 ○独自分野における地域密着のお役立ち・便益対応・臨機応変(工夫する場)


株式会社 白川製作所

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