読売新聞 故郷に技あり!⑦ 31面 地域 新潟 2010/01/09
NLAB 中川 匡弘 教授 (長岡技術科学大学)
カオス・フタクタル情報数理工学研究室 (電気系 / 情報通信システム工学講座)
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↓本文より:
☆【感情解析】 脳波計測「感性」を数値化
商品開発に引く手あまた
◇中川教授は、脳波が示す「複雑性」を分析することにより、人間の感情、感性を識別
する研究の第一人者として知られる。
脳波は、雪の結晶のように、拡大縮小しても全体が似た形になるというフラクタル(自己
相似)な性質を有している。
これを利用して、瞬間ごとの複雑性の度合いを独自の計算式で定量化。
特定の感情の強弱を数値で表すことに成功した。
従来の「α波」や「β波」などの脳波の周波数成分の高低で感情を読み取ろうとする
手法に比べ、高周波の脳波を分析対象とし、はるかに高精度。
「これまで脳波のノイズ(不要な情報)と思われていた部分に、人の感性を読み解く情報が
秘められていた」と語る。
フラクタル理論を応用したことから「感性フラクタル解析手法」と名付けたこの新技法
を2002年に確立、07年には特許を取得し、現在も研究を進めている。
◇「安価で良質な製品が海外で大量生産されるようになり、日本が価格や品質で勝負できる
時代は終わった。
これからは人間の『感性』に訴えるものづくりが重要になる」と強調する。
◇中川教授は、もともとは数理物理が専門。長岡技科大助教授に就任した89年、「新しい
ことをやってみよう」と、当時コンピューターデザインなどで話題だったフラクタルの研究
を始めた。
その後、たまたま神経関係の学会に出席した際、脳波のフラクタル性を感情解析に生かす
ことを思い付いた。
「自分の中にたくさん知識の引き出しを蓄えておくことが重要。
それを組み合わせることで、固定観念にとらわれない発想ができるようになる」と話す。
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【感性価値創造=コトづくり】:
「面白い・やる気になる」という「ヒトのココロ・気持ち」をつなげる
『道具と仕組み』づくり
「これからは人間の『感性』に訴えるものづくり↑」
「自分の中にたくさん知識の引き出しを蓄えておくこと↑
それを組み合わせることで、固定観念にとらわれない発想↑」
↑文中のキーワードにおおいに共感し、近くの技科大でこのような研究・実験に取組まれて
いるコトを知れたことに感謝している。
ぜひ一度【笑足運動あそび】前後の感情変化を効果検証していく連携ができるか?問合せて
みたいと考えている。
株式会社 白川製作所
2010年1月11日月曜日
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